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介護の本書評「review-kaigo」

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第457回 おひとりさまの死後事務委任

「自分のことは自分でやりたい」人に

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

おひとりさまの死後事務委任
島田 雄左 (著) 吉村 信一 (著)

内容

家族のいない「おひとり様の終活」には、難しい問題がたくさんある。しかし、紹介する5つの制度を組み合わせて活用すれば、安心で満足できる最後を整えることができるという。そんな5つの制度がわかりやすく紹介されている。

書評

日本は超高齢化社会の到来とともに「相続」に関する情報が世にあふれるなど、自分自身の死後について考える人が増えているように思われる。従来の相続は法律の前に常識とも言うべき慣習が存在していた。

しかし近年は、家族形態のあり方や価値観が多様化している。しかも核家族化が進み、3世代が一緒に暮らすケースは激減している。さらには、子どもがいない家庭も増えている。こうした家庭では、親から子へ、子から孫へという遺産相続のフローをそのまま適用するわけにはいかなくなる。現在の相続においては、個別の事情に合わせたオーダーメイドの相続対策が必要となっているという。

本書では、十人十色の相続事情のなかでも、身近にサポートしてくれる人がいない「おひとりさま」の終活に焦点を当てている。ひとりで老後の生活をおくり、ひとりで最期を迎えるかもしれないそのときのために、成年後見制度、遺言、信託、死後事務委任などの制度やサービスが紹介されている。特に死後事務委任については、制度の仕組みから実際の活用事例まで専門家による解説が加えられている。

また、直近の民法改正を踏まえた見直しや事例追加など、最新の情報がぎっしりと詰め込まれている。筆者は、本書がひとりでも多くの方の終活にとって、意義ある一冊になることを願っている。

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