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介護の本書評「review-kaigo」

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第449回 あなたが独りで倒れて困ること30

「自分は大丈夫!」こそ最大の落とし穴

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

あなたが独りで倒れて困ること30
太田垣 章子 (著)

内容

筆者は、おひとり様サポート歴20年以上を誇る司法書士。「最後はみんなおひとり様」を合言葉に、「お金」「住まい」「健康」「家族」という、おひとり様を襲う4つの「おひとり様リスク」について徹底解説されている。おひとり様リスクは老後の前にやってくる!

書評

今の高齢者と、現役世代が高齢者になる時代は、高齢者が置かれる環境がまったく異なる。これからは「一億総おひとり様時代」を生きぬく必要があるという。何も備えていないと大変なことになると筆者は懸念し、だからこそこの一冊をしたためてその懸念を感じた人たちをサポートすることを決めたのだ。

問題の本質は、介護制度そのものが「呼べばすぐに駆けつけてくれる家族がいる」という前提に設計されているからだ、と筆者は指摘する。家族関係の希薄化や少子化などにより、家族だけでは高齢化に太刀打ちできない現状が反映されていないのだ。その結果、誰かの善意によって何とか破綻を免れているのが現代社会だという。

だが、人の善意だけでは追いつかなくなる日は遠くない、と筆者。それが「少子高齢化」が進んだ日本の真の姿だという。もはや備えている人しか助けてもらえない時代がすぐそこまで来ている。だからこそ、どう備え、何を決断すべきかが大事になる。本書では、そのあたりの対策に的を絞り、対策のポイントがしっかりと詰め込まれている。

高齢化は、結婚していようがいまいが、子どもがいようがいなかろうが、パートナーが生きていようといなかろうと確実にやってくる。現在の歪んだ日本の高齢化社会の現実にひとりでも多くの人が気づき、最後まで人生を謳歌できる備えをする人がひとりでも多く増えることを筆者は願っている。

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