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介護の本書評「review-kaigo」

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第448回 介護ヘルパーごたごた日記

61歳ヘルパーによるケアの実話

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

介護ヘルパーごたごた日記
佐東 しお (著)

内容

障害を持つ息子のケアと認知症の親の介護に奔走しながら、訪問介護事業所で登録ヘルパーとして働く筆者。息子のケアと親のケア、そして他人ケア。この3つのケアを同時に体験し続けてきた筆者が歩んできた介護のリアルが記録されている。

書評

2000年に介護保険制度が始まったとき、ヘルパーの資格を取ることが流行した。筆者もそんなひとり。息子は重い障がいがあり、働ける時間も限りがある。そのなかで登録ヘルパーという資格を知って登録し、10年近くが経過した今は登録ヘルパーでありながら毎日のように介護の仕事に取り組んでいる。

本書は介護の教科書ではない。自分は介護の専門家ではないし、ある意味「いい加減」な登録ヘルパーのひとりに過ぎない、と筆者は語る。実際にベテランヘルパーや専門家が読むと「間違っている」という内容があるかもしれないという。だが、これは実話である。あの日、あの時は、こうするべきだった、こうするしかなかったというリアルな記録でもあるのだ。

息子のケアと親のケア、そして他人のケアをすることになったとき、「身内の介護」と「他人の介護」は天と地ほど違うことを知ったと筆者は語っている。そんなリアルな現実も本書では言及されている。

介護をしていると他人のしんどい話が元気の源になることがあるという。なぜなら「人のしんどい話を聞いていると、自分だけじゃないって思えて元気が出る」のだという。筆者自身もその不思議な感覚を感じているそうだ。筆者は、本書を読んでヘルパーの仕事をしているとこんなオモロイことに出会うのか、と思いながら読んで元気を出してくれる人がいることを願っている。

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