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介護の本書評「review-kaigo」

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第446回 認知症になったあとも「ひとり暮らし・仕事」を続ける方法

認知症でも、仕事も夢も日常も失わない方法がある!

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

認知症になったあとも「ひとり暮らし・仕事」を続ける方法
来島 みのり (著) かもした まこと (著)

内容

若年性認知症患者と認知症専門の相談員というふたりが著者という本書。認知症患者本人と支援者の両方が、今までに体験してきたことや支援の実例を紹介し、そこで利用した社会資源や社会保障制度などが紹介されている。

書評

認知症専門の相談員と若年性認知症患者の共著なだけに、書いてある内容はとても実践的。認知症患者は若年性認知症で、来年還暦を迎える。レビー小体型認知症の診断を受けて8年が経過し、現在も現役サラリーマンとして勤続30年を超えているという。

相談員の立場から見ていると、認知症と診断された相談者の多くは、その診断自体を受け入れられなかったり、認知症と診断されたことに絶望したりと、とても辛い思いをしているという。しかも、認知症であることを秘密にしておきたいという気持ちを持っており、診断結果を誰かに打ち明ける勇気はなかなかないのが普通だという。

認知症患者の立場から見ていると、診断前は思うような仕事ができず、周囲のプレッシャーもあって、仕事を辞めてしまいたいと思うこともあったという。ただ、自分が悪いことをしたわけでもなく、仕事を辞める理由を見つけられずに悩んだという。

本書は認知症患者本人はもちろん、そのご家族や支援者の役に立つことをめざして作られた。集中力が途切れがちで長い文章や小さな文字を読み込むのが難しい認知症患者本人のことを考えてレイアウトやデザインがなされているところが素晴らしい。認知症患者が今までの生き方を変えずに、仕事も夢も趣味も諦めることなく、希望が持てる世の中になることをめざして作られた一冊と言える。

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