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介護の本書評「review-kaigo」

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第442回 認知症にならない29の習慣

家でできる認知症対策がある!

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

認知症にならない29の習慣
鎌田實 (著)

内容

「認知症は他人ごとではない」と語る医師であり73歳の筆者。一生楽しい生活を送りたいと思っている筆者自身が、その実現のためにこれまでの習慣を変えたという。本書では、筆者自身も実践する「認知症にならない生き方」が紹介されている。

書評

50年近く長野県で医師として活動を続けてきた筆者。地方都市で健康に暮らし続けるには、脳卒中にならないよう予防し、それを住民自身が主体的に実践できるようにすることだったという。自分の健康を守るために食事や運動の生活習慣について学んでもらい、生活パターンを変えてもらうのだ。その努力の甲斐あって、長野県は平均寿命日本一の長寿県になったという。

本書では「もの忘れが多くなってきた」を生活習慣を変えるサインとみなし、認知症として悲観的に捉えずにポジティブに捉えるべきと語る。また「体が若々しければ、脳も若々しい」と高血圧や糖尿病など、慢性的な炎症や虚弱をもたらす病気を防ぐことで体を若々しく保ち、それが脳の若々しさ、ひいては認知症予防につながるという。さらに毎日の運動や野菜中心の食事など、健康を意識した暮らしへの切替をアドバイスしている。

そして最も強調しているのが「人生を楽しむことが脳を活性化する」ということ。認知症予防は大切だが、人は認知症予防のために生きているのではないということ。脳は好きなことをやって楽しめば活性化し、それが認知症予防の大切なポイントになるという。

「本書を読んでリアルな危機感をプラスに転じ、認知症にならない生き方を実践してほしい」というのが筆者の願いだ。

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