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介護の本書評「review-kaigo」

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第436回 認知症といわれたら

家族が認知症とわかったら…

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

認知症といわれたら
繁田 雅弘 (監修)

内容

「もし自分が認知症と言われたらどうしよう?」「家族が認知症と言われたがどうすれば良いのか」と言う瞬間がくる確率は思っているよりも高いのが現実だ。だが、認知症になったからといって、心身の状態が急速に悪化していくわけではない。本書は認知症家族だけじゃなく、認知症患者自身にも役立つ情報が多数紹介されている。

書評

認知症患者の最大のリスクファクターは歳を取ることだ。高齢者が多い日本では、歳を重ねていくことによる不安や戸惑いを抱えている人が増えている。ただ、認知症を心配する人や認知症と診断される人の数は増えているものの、重症化する人の割合はむしろ減っている。今は医療も進歩し、介護に関わる人の意識も大きく良いほうに変化している。認知症は進行する病気だが、昔に比べるとその進み方は緩やかになっていると言えるだろう。

本書では「認知症かもしれない」と考えた瞬間から、認知症とわかった家族の行動まで、広い範囲の介護にまつわる情報が紹介されている。

失敗の増加と自信の喪失は必ずセットというわけではない。失敗しても周囲の人たちがさりげなくサポートしてくれる環境下なら、認知症の有無に関わらず自尊心を保ちながら幸せに暮らせるだろう。もしかしたら「次はこんな風にしてみよう」という前向きな気持ちで毎日を過ごすこともできるだろう。

本書は、認知症患者を抱える家族だけじゃなく、認知症患者本人にとっても役立つ情報が多数掲載されている。もちろん各症状に対する対処法などを知りたければ途中の章から読み進めることもできる。筆者は、本書が認知症患者やその家族の「これから」に役立つことを願っている。

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