自分の老後は自分で決めるための一冊
安心・安全な老後生活のためのおひとり様おふたり様 成年後見制度活用のススメ
東向 勲 (著)
内容
年齢を重ねると、各種契約や財産管理、自分がいなくなった後のことなど、さまざまな考えるべき課題が押し寄せてくる。もし間違った判断をしてしまえば、順調だった老後の生活は崩壊し、苦しい晩年を過ごさなければならない可能性もある。本書はそんな危機を起こさないための「任意後見制度」について紹介されている。
書評
成年後見の分野で活動する行政書士が筆者。こうした成年後見が最も必要なのは、独り身の人や子どもがいない夫婦だという。こうした人たちは成年後見の存在自体を知らないことも多く、成年後見制度を知り、筆者自身はしっかりと自分自身で老後の準備をしてほしいという想いを持っている。
本書が広まることを通じて、自分の老後は自分で決めるという考え方が広まるとともに、医療従事者の方々にもこの成年後見制度を知ってもらうことで、より多くの人がそうした「自分の老後は自分で決める」考え方を後押しする一助となることを願っている。
おひとり様、おふたり様画廊後に困ることの多くは、お金の管理と病気・ケガをして入院した場合のふたつに分けられる。最初の「お金の管理」については、自分や配偶者が認知症などになってしまうと、判断力の低下によりお金の管理ができなくなることがあり、そうなると誰もお金の管理をする人がいなくなってしまい、日常生活に大きな支障をきたしてしまう。そしてふたつ目の「ケガや病気で入院してした場合」は、入院の手続きを誰がするのか、期限までに役所に提出する必要がある書類を提出する場合、入院していてできるのか、さらにはお金を下ろしたり、支払うべき入院費を払う場合、それができない状態に陥るのだ。
こうした問題は成年後見制度を利用すれば解決できる。本書では、成年後見制度の利用法、いつ利用できるのかなどがわかりやすく紹介されている。



