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介護の本書評「review-kaigo」

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第426回 認知症になった家族との暮らしかた

「どうすればいい?」を解決するヒントが満載!

親の入院・介護が必要になるとき いちばん最初に読む本

認知症になった家族との暮らしかた
認知症の人と家族の会 (監修)

内容

「夜に何度も呼びつける」「食事したことを忘れてしまう」「同じモノを買ってためこむ」など、認知症の高齢者の日常生活でよく起きる困りごとへの対応方法を記した一冊。家族が認知症になったらどうすればいいかを解決する接し方のヒントが掲載されている。

書評

日本全国に認知症の人は約550万人、65歳以上の高齢者の15%を占めている。2025年には700万人になると予想されており、高齢者の5人にひとりが認知症になっているというのだ。ところが大半の人は、自分や家族に認知症介護が必要になるとは思っていないのが現実だ。

介護の必要な時が突然訪れ「こんなはずでは」「どうすればいいの?」など現実逃避をしたくなるほどパニックに陥る人もいる。筆者は認知症や介護は、必要になる前にノウハウを知っておくことが大切で、まさに先手必勝なのだという。

認知症はゴールのないマラソンレースだ。しかも途中棄権は許されない。そのうえ、介護のあり方は百人百様で、経験してみないとわからないことの連続。介護保険のサービスを利用したうえでプロの介護士の力を借りても、すべてを解決することはできない。

筆者が強調するのは、介護をひとりで抱え込まないこと。同じ立場の人はたくさんいるので、そうした人とつながることで力や勇気がわいてくるという。介護という出口の見えない長いトンネルを進むには道しるべが必要で、それさえあれば自分らしく介護の時を生きる方法や希望が手に入るだろう、と。筆者は、本書が介護に関わる人々や家族にとっての希望の明かりとなり、支えとなることを願っている。

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