私は現在、二世帯住宅で暮らしています。1階に私の両親、2階に私と妻、息子が住んでいる状態です。
建物は同じですが、水回りやリビング&ダイニングなどは別々にあり、玄関についても1階用と2階用の2つがあります。病気など緊急の際、お互いがサポートし合えるように、1階の廊下部分に、2階に上がる階段前へと繋がるドアを付けているため、建物のなかで行き来することは可能。ただ、実際にそのドアを使うのは、年に1~2回あるかどうかです。
高齢の両親が相次いで弱ってしまい、そろって身体障害者1級に。要介護認定でも2人そろって要介護3となりました。両親ともにベッドの上で過ごす時間が長く、夫婦だけで生活するのは無理。私や妻がサポートしているものの、共働きなのでどうしても日中は目が行き届かない状況です。
ケアマネジャーと相談して介護保険の訪問介護サービスを利用しているのですが、食事や入浴、排泄などを助けてくれる「身体介助」は利用できるものの、家事や炊事などを助けてくれる「生活援助」は使えないと言われて困っています。
ケアマネジャーによると、「仮に一部分であっても建物の中が繋がっていると同一世帯扱いになるため、生活援助は提供できないことになっている。同居している家族がやるか、全額自己負担で外部サービスを頼むしかない」とのことです。
「工事でドアを塞いでしまったら良いのか?」と尋ねたんですが、「私には判断できない」との一点張りで、話になりませんでした。地域包括支援センターに足を運んで相談したんですが、「個別のサービス利用については、ケアマネジャーさんの責任範囲なので、うちから話せることはない」と言われて、手詰まりの状態です。
仕事が休みの週末だけならともかく、今後、ずっと両親の家事や炊事一切を私だけでやっていくのは正直厳しいです。妻もバリバリと仕事を頑張っており、これ以上負担をかけたくありません。息子は仕事の関係で帰宅時間が遅く、戦力として計算するのには無理があります。
このまま我慢するしかないんでしょうか?
「仮に一部分であっても建物の中が繋がっていると同一世帯扱いになるため、生活援助は提供できないことになっている。同居している家族がやるか、全額自己負担で外部サービスを頼むしかない」というのは、かなり厳しい判断をされてしまっているようですね。
二世帯住宅でなく、完全に1つの家であり、家族が同居している場合でも、生活援助サービスが受けられることは珍しくありません。かなり昔ですが、厚生労働省がわざわざ、「利用者に同居家族がいるということだけで一律に生活援助が利用できないわけではありません」といった通知を出しています。家族の事情を一切考慮しない対応には、悲しい気持ちになってしまいますね。
今回の場合、ケアマネジャーだけでなく、地域包括支援センターも同調しているようなので、昨今の人手不足で訪問介護を担うヘルパーさんの数が不足しているのかな、などと憶測したくなります。
ちなみに「同居」の基準は市町村によって異なり、「建物が完全に別々であっても、同じ敷地内に建っていたら同居」というところもあれば、「同じ建物であっても二世帯住宅なら別居」というところもあります。お住まいの地域によっては、1~2階を繋いでいるドアを塞いだところで無意味かもしれません。
また、二世帯住宅は売却するときに売れにくいもの。変な追加工事をすると「物件価値」を下げてしまうことにもなるので、ドアは現状維持で良いかと思います。
ご両親そろって身体障害者1級&要介護3という状況を伺う限り、どちらもなるべく早いうちに施設に入っていただくべきだと思います。特別養護老人ホームなどは、申し込みから入所まで時間がかかることが多いので、手続きだけでも早めになさることを強くオススメします。
施設への入所を待つ間にも、日常生活は続くことになるので、厚生労働省が出した文書をケアマネジャーや地域包括支援センターに見せて、生活援助サービスを使えるように交渉なさってください。
それでも、人手不足などの理由で生活援助サービスの利用が認められないようなら、次善の策としてシルバー人材センターを利用されるのもアリではないでしょうか。全国に支部があり、1時間あたり1000~1500円ぐらいでさまざまな作業を行ってもらうことが可能です。
少し次元が違う話になりますが、身体障害者1級と認定されているのであれば、介護保険サービスのほかに、障害者福祉サービスを併用することも可能です。重度訪問介護を利用できるようなら、毎月固定費用で手厚いサポートが受けられます。不勉強なケアマネジャーさんなどのなかには「65歳以上になったら介護保険サービスしか使えない」と言う人もいたりしますが、実際には利用可能です。一度、調べてみてはいかがでしょうか?
ありがとうございます。
知らない話ばっかりでビックリです。ケアマネジャーや地域包括支援センターは、なぜこういう大切な情報を教えてくれないんでしょうね。
いろいろと自分なりに調べて、動いてみます。
ケアマネジャーさんや地域包括支援センターのスタッフさんにもいろんな人がいますから、忙しまぎれに雑な対応をしてしまうケースもあるんですよね。
私からのアドバイスを箇条書きにまとめましたので、一つずつクリアできるように動いていただければ幸いです。
・そもそも、今後長期にわたって在宅介護を続けるのは困難な状況。特別養護老人ホームなど、施設に入るための手続きだけでも早めにするべき。
・住居内の扉を塞いでも、資産価値が下がるだけで、これからずっと介護保険の生活支援サービスが使えるとは限らないので、工事はNG。
・地域包括支援センターやケアマネジャーに掛け合っても、介護保険の生活支援サービスが使えないようなら、次善の策を考える必要がある。
・次善の策として挙げられるのが、比較的安価に家事を頼めるシルバー人材センター。
・身体障害者1級であれば、65歳以上であっても障害者福祉の重度障害者訪問介護を利用できる可能性が高いので、こちらも確認しておくべき。



