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【お悩み078】大好きな母を自分で介護したいのに、夫や子ども、姉、ケアマネジャーに止められている。

【お悩み078】大好きな母を自分で介護したいのに、夫や子ども、姉、ケアマネジャーに止められている。のイメージ

現在、姉妹で母の介護をしています。私は実家から15分ぐらいのところに住んでいるんですが、姉は隣の県で暮らしていて、2時間はかかります。母の介護が始まった頃に姉妹で話し合い、私が介護の中心を担うことになりました。

姉はどちらかというと父と仲が良く、私は幼い頃から母が大好き。数年前に父が亡くなってからは、私が実家に帰る回数も増え、母の話し相手も務めてきました。

そんな母に、パーキンソン病の症状が現れ出したのが2年前。昨年にはレビー小体型認知症との診断もされており、独り暮らしを続けるのが不安な状態になっています。要介護3となっており、週に1回だけデイサービスを利用中。それ以外の日常的な家事、入浴などの手伝いは私が行っています。

幸い、私の夫や子どもたちは「母を支えたい」という私の気持ちに寄り添ってくれており、家事なども率先して行ってくれています。出身した高校で非常勤講師をしているんですが、フルタイムで働いている姉と比べ、時間の都合がつけやすいのも事実です。

姉も母の介護については協力的で、毎月、2泊ぐらい休みを取って帰省。私が介護漬けにならないように、交代してくれます。母や私にも毎週のように連絡をくれて、さまざまな相談に乗ってくれたり、リハビリパンツのような母の介護に必要なものを送ってくれたりもしています。

先月、母の担当ケアマネジャーから連絡があり、「デイサービスから『お母さんの調子が悪くなってきているのでは』と報告があった。具体的には『今まで以上に身体を動かすのが遅くなったり、転倒しそうになる機会が増えている』とのこと」「お母さんに直接会って話をしたところ、『最近はひとりでトイレに行くのもひと苦労。でも、これ以上娘に迷惑をかけたくない』『最近は少し前のことも忘れがちで、娘に注意されることが増えた』」といった話をされました。

ケアマネジャーからは、訪問介護やデイサービス、ショートステイを積極的に利用することを強く勧められました。また将来に向けて、介護施設を探すことも考えるべきとのアドバイスもありました。

でも私としては、母の面倒は自分で見たいんです。これ以上、母を他人にまかせたいとは思えません。実家で母と二人暮らししながら、必要なときに自宅に戻る生活に切り替え、それと同時に仕事を辞めようと考えています。

自分の思いを、夫や娘たち、姉、ケアマネジャーに伝えたところ、全員から反対されて戸惑っています。「そこまで自分を犠牲にして頑張るのはやめたほうが良い」と言われるんですが、「最後まで母の近くにいたい」という私の気持ちを理解してもらうには、どうすれば良いんでしょうか。

また先週、今後の介護方針について、母に「最後まで、私が一緒にいたいと思う」と伝えたら、母は「お前が私を大事にしてくれるのは嬉しい。でも、お前には幸せになってほしいから、私に構ってばかりではダメ」と言って泣いてしまいました。そんな弱々しい母の姿を見ると、ますます「私がなんとかしなければ」との思いが強まってきます。

これまで多くの方の介護相談に対応してきましたが、ご家族やケアマネジャーさん、職場など、いろんな部分で恵まれている状況だと思います。

さらに、パーキンソン病だけでなくレビー小体型認知症を患っているにもかかわらず、相談者さんの人生を守ろうというお母さんの姿には、胸を打つものがありました。そんなお母さんだからこそ、相談者さんも大切に思っておられるんでしょうね。

周囲の圧力などではなく、心の底から「お母さんと一緒にいるのが幸せ。自分自身が介護をしたい」と考えておられるなら、実家での同居や介護離職も一つの選択肢になると思います。「今後の人生設計が狂ってしまう」「親子仲が悪化する可能性が高い」といったリスクをわかったうえで決断なさるのであれば、第三者にそれを邪魔する権利はありません。

そのうえで、少しばかり私見を。踏み込んだことを言いますので、お気を悪くなさらないでください。

まずは「自らお母さんの介護を行うのは、誰のためなのか?」を考えていただきたいと思います。お母さんが望んでいるのは、相談者さん自身が幸せな人生を送ること。おそらく、相談者さんが生まれてからずっと、そのように望んでこられたと思います。そして、ご主人や娘さんたち、お姉さんも同様に、相談者さんを大切に考えておられるようです。さらにケアマネジャーさんも、自身の仕事が増えることを厭わず、積極的にサポートをされようとしている様子です。

そうしたなかで、「私がお母さんの介護をしたい」というのは、相談者さんがお母さんを独占しようとするエゴや、お母さんに対する精神的な依存ではないかと思います。自分の思いを貫いたときに、誰が傷つき、悲しい思いをするのか、今一度、冷静に考えていただきたいところです。

縁起でもない話ですが、周囲のアドバイスをすべて無視して相談者さんが介護に没頭した結果、ストレスを溜めこんで心身の調子が悪くなったり、あとから軌道修正できずに破綻に追い込まれたり、お母さんが亡くなった後に燃え尽き症候群になったりといった、良くない未来が訪れる可能性が高い気がします。周囲の方がひとりで介護を抱え込まないように諭してくれているのも、そのあたりがわかっているからではないでしょうか。

できることなら、在宅の介護保険サービスを多用したり、施設を使うなどして、ご自身の負担を減らし、心身の健康や、介護が終わった後に続く人生を守っていただきたいと思います。身体介助や生活援助の多くをプロに委ねたとしても、お母さんの話し相手や、介護計画の検討、各種手続き、お金の管理といった、身内でなければできない領域の作業もたくさんあります。すべてを背負うのではなく、背負わなければならないもんだけを背負うようにしていただきたいな、と心より思います。

そしてそれは、お母さんの願いに応える親孝行でもあるのではないでしょうか。

はっきりと言っていただいたことで、目が覚めた気がします。

確かに母は、私が不幸になることを望んでいません。そして私は、母のことが大好きですが、それと同じくらい夫や娘たち、姉のことも大好きです。

自分の気持ちだけで突っ走るのではなく、もう一度みんなと相談してみます。

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