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【お悩み063】認知症の母と二人暮らし。同じ失敗を繰り返し、私に罵声を浴びせる母のことが憎くてたまらない。

【お悩み063】認知症の母と二人暮らし。同じ失敗を繰り返し、私に罵声を浴びせる母のことが憎くてたまらない。のイメージ

父を幼い頃に亡くした私は、ひとり娘。母がずっと育ててくれました。結婚して実家を離れた時期もあるんですが、元夫のギャンブル癖や元義両親との不仲などもあり3年ほどで離婚。悲しむ私に対して、母は「戻っておいで」と笑顔で迎え入れてくれました。それ以来、親子仲はさらに良くなり、親子水入らずの生活を続けているうちに、気づいたら私は49歳。母も72歳となっていました。

地元の中学校で教員として働いていた母は60歳で定年退職。家にいる時間が多くなったんですが、町内会の役員をするなど、近所の人との交流も行っており、私も安心してフルタイムの仕事を続けてきました。

そんな母の様子がおかしくなったのが2年ほど前。可愛がっていた犬が亡くなった頃からです。散歩に出る機会も無くなり、引きこもり気味になってしまいました。私との会話も、それまでに比べると大幅に減り、食事などのあとは自室にこもっています。このままでは母の気が滅入ってしまうと思い、週末に買い物や外食に誘っても、「ひとりで行ってきなさい」と素っ気ない態度です。

そんな生活が1年半ほど経った頃、仕事を終えて帰宅した私は、母が亡くなった犬の名前を呼びながら家の前をウロウロしているのを目撃しました。母に事情を聞くと、「急に○○ちゃん(亡くなった犬の名前)がいなくなった」とのこと。私が「半年前に亡くなった」と伝えても、まったく信じてもらえません。その日、母は寝付くまで亡くなった犬の心配をしていましたが、翌朝になるとケロリと忘れた様子。そして、以前の母のように親しげに私に話しかけたり、「今日のご飯は美味しい」と笑顔をこぼしたりしていました。

「よくわからないけど、母さんが元気になってくれた」と感じた私は、嬉しい気持ちになって仕事へ。そして帰宅すると、昨日と同様に亡くなった犬を探す母の姿を目の当たりにすることになりました。

その後、母は亡くなった犬を探すだけでなく、「財布がない。泥棒が入ったに違いない」と騒いだり、眼鏡をかけたまま「私の眼鏡が無くなった」と探しまわったりと、明らかに様子が変になってしまいました。

母の年齢を考えると、認知症かもしれないと考えた私は、横井さんの動画で見た知識をもとに地域包括支援センターに相談。母を刺激しないように気をつけつつ、認知症の初期診断を受けることに成功しました。結果として、母はアルツハイマー型認知症であることがわかりました。

しかし母は自分が認知症であるという事実をガンとして認めず、処方された薬も飲んでくれません。再診の日もすっぽかして、そのまま病院にも足を運ぼうとしませんでした。

時間の経過とともに症状は悪化しており、最近は私に対して「盗んだお金を返せ」「お前が犬を殺したんだろう」「犬の代わりにお前が死ねば良かった」など、暴言を浴びせることが増えてきました。

幼い頃から私を育ててくれた母のことは、今でも大好きです。母の介護をずっとしたい気持ちもあります。でも最近は仕事を終えて、自宅に帰るのがツラくてありません。つい最近、カッとなって母に手を挙げそうになってしまった自分自身にも驚いています。いえ、正直に言って、母のことが憎くてたまりません。

地域包括支援センターに相談しても、「要介護認定を受けるなど、ちゃんと手続きを踏んでもらわないと本格的な支援は難しい」「まずは病院で受診を」と言われるだけで、なんの解決にもなりません。

どうすれば、元通りの親子関係を取り戻すことができるんでしょうか?

とてもツラい状況におられるんですね。お気持ち、お察しいたします。

ある程度進行した状態の認知症の人に、自身が認知症であることを理解してもらうことは困難。おそらくですが、お母さんの認知症は数年前から発症していて、愛犬の死をきっかけに悪化。激しい症状として外に出たのが1年半前といった感じなんでしょうね。

少し厳しいことを書きますが、ご容赦ください。

「元通りの親子関係を取り戻す」ことは、おそらく無理だと思います。現在の医学において、認知症が進行した人を、元の状態まで治すことはできないので。ただ、険悪な状況をマシにしたり、相談者さんの性進呈な負担を減らしたりすることは可能だと思います。

既にご覧いただいているかもしれませんが、「親が認知症になったら、子どもはどんな心理状態に? 認知症家族がたどる4つの心理ステップを紹介」という動画のなかで説明している「③割り切り、諦め」が重要かと。相談者さん自身が、お母さんが認知症であることを受け入れ、「話せばわかる」「治療で元通りにしよう」といった現実離れした考えを捨てることが状況を変えるために必要ではないでしょうか。

難しいことなのは百も承知しておりますが、現在のお母さんの状況を冷静に受けとめ、真正面からぶつかり合わないように振る舞うことを強くオススメします。

お母さんが同じ失敗を繰り返したり、理不尽なことを言ってくるときは、いくつかピックアップした動画を参考に、できるだけ受け流すように心がけてください。

しかしそれでも、今の状態が継続すると、相談者さんのメンタルが心配。また、一切の治療を受けていない状態のお母さんについて、症状が進行するペースが上がることや、相談者さんが不在の際の事故などのリスクが上がることが懸念されます。

改めて地域包括支援センターと相談のうえ、認知症の診断を受け、要介護認定を受け、介護保険のサービスを使うことを強くオススメします。認知症の診断を受ける医療機関は、最初に行ったところではなく、地元の内科などでお母さんの抵抗感が少なそうなところを地域包括支援センターに教えてもらいましょう。

介護保険のサービスについては、お母さんがイヤがってもデイサービスやショートステイを多めに使いたいところ。相談者さん自身が心身をリフレッシュする時間を確保することがとても大事です。

また、お母さんの認知症がもう一段階悪化する、例えばお母さんが徘かいするようになったら、施設への入居も考えていただきたいところです。相談者さんがひとりで、24時間365日、お母さんのサポートをし続けることはできないわけですから、お母さんの安心&安全を確保する手段が必要となります。

改めて地域包括支援センターに相談したところ、別のクリニックを紹介してくれました。近いうちに仕事を休んで、「健康診断を受けに行こう」と連れて行こうと思います。

デイサービスやショートステイ、施設についても横井さんの言うとおりですね。私が倒れたりしたら、母を守る人がいなくなってしまいますし、それより先に、私が母に暴力をふるってしまう恐れも否定できないので。

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