東京の大学に入ったタイミングでひとり暮らしを始め、そのまま東京で就職。北海道にある実家には、お正月とお盆に帰省するようにしています。もうすぐ60歳になる両親との仲は良好で、地元の農家さんから購入した野菜や果物をときどき送ってくれます。私もお返しとして、両親の誕生日や母の日、父の日などにはプレゼントを贈っています。
両親にはいつまでも元気でいてほしいんですが、母は若い頃に大きな手術を受けていて、どちらかというと病弱なタイプです。また父は、若い頃は柔道で鍛えていたんですが、さすがに年齢には勝てないのか、昔に比べると少し背中が小さくなったように感じます。いつか両親の介護が始まったら、ひとり娘である私がいろいろと動く必要があるので、早めに準備をしておきたいと考えています。
先日、実家に帰省した際に「そろそろ、これから先のことも話しておこうよ」と伝えたところ、父から「まだままだ元気なんだから、心配するな」「お前にだけは迷惑をかけないから」と言われて、話し合いになりませんでした。母には「私たちの心配をするぐらいなら、早く結婚相手を見つけて、安心させてちょうだい」と言われる始末です。
東京に戻る前日、職場の同僚や友人にお土産を買いに行こうと地元の有名なお菓子屋さんに行ったとき、たまたま実家のお隣さんも来ていて、声をかけられました。最初は軽いあいさつだけのつもりだったんですが、相手から急に声を潜めて「少しだけ、話せる?」と聞かれたので、近くの喫茶店で話をすることに。
お隣さんの話によると、毎朝、決まった時間にウォーキングする両親と会話をするのが日課だったのに、この数カ月は会わなくなったとのこと。ゴミ出しのタイミングで母と会ったときに何気なく聞いてみたら、「最近、歩いているとめまいがするので、ウォーキングを止めた」と言っていたそうです。「○○ちゃんが知らなかったら……、と心配になったの。お節介なら、ごめんなさい」と言われました。
実は昔、母が手術を受けたのは脳梗塞。「手術前はめまいが激しかった」と、何回も聞かされていました。もし、再発しているようなら大変です。
買い物から実家に戻った私は、母に「最近、体調が悪かったりしない?」と聞いたんですが、「変わったことはない」との一点張り。お隣さんに聞いた話を伝えても、「○○さんは、大げさだから」と笑って流されてしまいました。
母が病気かどうかはもちろんですが、両親に健康上の不安が生じたときに、素直に相談してもらえるようにするために、何か良い方法はないでしょうか?
心配な状況ですね。
「子どもに心配をかけたくない」「いつまでも元気でいたい(元気だと思い込みたい)」といった心理から、多くの親は子どもにウソをつきがちなんですよね。高齢になっても、それは変わりません。
子どもが話を聞こうとしても、「大丈夫」とだけ言って、本音を話してくれないことも多く、しつこく聞き出そうとすると、怒り出したりすることも珍しくありません。
基本的には子ども側から週1回、1分程度の電話をかけて雑談する習慣をつくり、コミュニケーションの頻度を高めるのが効果的だと思います。電話を繰り返しながら、動画を参考に「親が元気なうちに聞いておきたいこと」を少しずつ聞き出してみることをオススメします。
また次回、帰省する際に、「私自身、これからどうやって暮らしていくか、いざというときにお父さんやお母さんに何をしてほしいか整理してみようと思う」「お父さんやお母さんも、一緒にやってみない?」と人生会議を一緒にやってみるというのはいかがでしょうか? まず、自分自身の人生会議について、ご両親に協力してもらってから、ご両親の分を手伝うといった流れで進めると、抵抗感が少なくなるはずです。
あともう一つ。帰省した際は、親切なお隣さんにちょっとしたお土産を持って会いに行き、「これからも両親のことで気にかかることがあれば連絡をお願いします」と、自身の連絡先を渡して頼んでみることをオススメします。ご両親の自己申告だけを信じると、大きな変化を見落とす危険性があるので。
具体的なアドバイス、ありがとうございました。
早速、実家に電話をかける頻度を上げてみました。両親も喜んでくれるし、私もなんとなく安心です。これから少しずつ、両親の本音を探っていこうと思います。









