介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第77回 イズさんの洗濯物(2006年9月28日)

タクさんの入退院があって、最近は老健の義父イズさんの話題から遠ざかってしまいました。
イズさんは元気です。
タクさんの入退院で、そちらには毎日通っていたため、イズさんの老健には5日に一度ぐらいの訪問になっていました。

イズさんは老健で元気にしているので、私は介護と言っても洗濯物を取りに行くのと話し相手に行っているようなものです。
前にも書きましたが、老健では特養と違って家族が洗濯物を持ち帰って洗うのが一般的なのです。
費用を出せば、業者に出すこともできますが。

イズさんは私に気を遣って、5日振りに行っても洗濯物があまりないのでした。
5日も間が空くとその間に入浴日があるので、洗濯物がそれなりにあるのは当然と思って行くのですが、あまりない…。
入浴しても肌着を全然取替えてないのです。
汚いし、さっぱりしないじゃありませんか!
これじゃ、汗染みなど染み込んで、洗ってもあまり綺麗にならないし匂いも残ります。
上着のシャツなどはあれこれ着替えて、くしゃくしゃに引き出しに突っ込んであるのですが…。

洗濯物を増やしては私に悪いと思っているらしいのですが、そんな気の遣い方をしているなんて、考えどころが違うって感じです(^-^;;
イズさん、わかってないんだから…。
「私はいつ行けるかわからないから、気にせず肌着など取り替えてね」と言っているのですが…。

私が行ってからイズさんがその気になったときは肌着も取り替えてくれますが、大抵は面倒がって「次でいいよ」とか言います。
でも、「次」のときって替えてなくて何日経つと思ってるんでしょう。
着替えるよう私が促すと面倒がるし、それに人に色々言われてするのは嫌いな人なので、最近は私も何も言いません。
「えすえさんは潔癖過ぎる」とか「うるさい」「監視しているみたい」などと以前は言われましたからね。
だから何も言いません。

こんな調子でしたから、在宅で一人暮らしの頃、ヘルパーさんにも変に気を遣って洗濯はあまりしてもらっていなかったようです。
してもらうために来てもらっているのに。

認知症でなくても、年配者と私達とは感覚的にズレを感じます。
男性と女性とでも違いますし、妙なこだわりとか持っていますし、やれやれと思うこともよくあります。
イズさんの妻も亡くなって10年以上経ちます。
妻亡き今、イズさんのことを理解しているのは、イズさんの息子二人は全然ダメだし私しかいないのにな…。

イズさんの納得のいくように、お風呂に入ったあとでも汚いパンツを1週間も履いてて下さいな。

イズさんの洗濯物については前にも書きました。

[参照]
>洗濯物

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