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【第131回】医師のひとこと その2(2009年4月16日)

ご家族から電話がありました。ようやく「物忘れ外来」の受診をして「アルツハイマー認知症」と診断されたとのこと。その際、精神科と内科の医師で対応が違ったというのです。精神科の医師は、「体重と身長を測るように」と指示して本人を退席させたあとに、家族に「アルツハイマー型認知症」と告げたそうです。ところが内科の医師は、本人の目の前で「アルツハイマー型認知症だから、一人暮らしは無理」とはっきり告知してしまったというのです。

ご本人は認知症とは言え、会話はできますし、言われていることもわかります。「長年一人で暮らしてきたんだ!できる!」と興奮されたとのこと。そりゃそうでしょう。なんでそういうことを目の前で言うかなぁ…。

無理だと言われた一人暮らし。なんとか平和に、できるだけ長く大好きなおうちで暮らしていけるよう、関わっていきたいなと考えています。

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