遠方介護であるが、現在、父母ともにリバビリ入院しており、母(認知症の疑いアリ)が要支援2だったのが今回、骨盤の骨折がひどく要介護申請の手続きをしている最中。父も腰の骨折でどうなるかわからない状況。
医師には母は介護施設の可能性大と言われており、お金のことが心配。
また兄弟や親せきがおらず遠距離であるため、どのようにしていくのがいいのか?
お父さんの要介護度がわからないので、アドバイスが難しいところもありますが、私なりの考えをお伝えしようと思います。
1.基本方針を決める
①お母さんは施設へ。お父さんは在宅? それとも施設
まず最初に、ご両親それぞれをどこで介護するのかを決めましょう。
選択肢は次の2パターンに分かれるかと思います。
↓
・選択肢A:お母さんは施設、お父さんは実家
・選択肢B:ご両親ともに施設
②両親ともに施設を利用する場合、夫婦同室は避ける
同室にすると共依存が強くなり、スタッフやほかの入居者との生活に馴染まなかったり、比較的元気な側が介護を抱え込んで体調を悪くさせたりしやすいものです。
同じ施設を利用する場合でも、別フロアにするなどの工夫を心がけましょう。
③施設選びは、実家近くではなく、相談者さんの家の近くで
実家近くの施設に入ったからといって、実家で外泊を行うことのできる可能性はあまり高くありません。また、親の友人や親戚が遊びに来る確率も、非常に低いのが現実です。
逆に子どもは、ケアマネジャーとの面談や通院の付き添いなどで、毎月1~2回は施設に行く必要があることが多いもの。親のメンタルケアのしやすさも含めて、子どもの家の近くの施設を探すことを強くオススメします。
2.実行すべきこと
①地域包括支援センターへの相談 その1
実家がある地域の地域包括支援センターに、すぐに連絡してください。遠距離でも電話相談が可能です。
【取り急ぎ、相談すべきこと】
・お母さんの要介護認定の進捗確認と見込み
・お父さんの状態についても情報共有
・お父さんの要介護認定を行っていないようなら、その手配
・お父さんの退院後の受け入れ先(施設・在宅サービス)の相談
・費用負担の目安と利用可能な制度の確認
・遠距離介護をサポートする地域のケアマネジャーの紹介 など
②病院の医療ソーシャルワーカーへの相談
ご両親が入院されている病院に所属する医療ソーシャルワーカーに、退院後の生活設計について相談することができます。
【取り急ぎ、相談すべきこと】
・退院の見込み時期
・退院後に必要な医療・介護サービス
・施設入所の必要性と種類(特養、老健、有料老人ホームなど)
・医療費・介護費用の概算
③お母さんについて認知症の診断を受ける
進行性の病気である認知症について、「疑いアリ」で放置しておくと大きな後悔に繋がりがち。医療ソーシャルワーカーや主治医と相談のうえ、できれば入院しているうちに認知症の診断も受けておきましょう。
仮に認知症と診断された場合、要介護認定の結果も左右されますし、施設選びの幅も広がります。
④地域包括支援センターへの相談 その2
ご自身の家がある地域の地域包括支援センターに、連絡して足を運んでください。
【相談すべきこと】
・ご両親の状況の共有
・まずはお母さんについて、場合によってはお父さんについて施設への入居を考えていること
・なるべく安価な施設を希望していること など
⑤介護施設、老人ホームについての情報収集
インターネットの介護施設ポータルサイトや、老人ホームのあっせん業者などを利用して、自宅近くにどんな施設があるのか、費用がいくらぐらいかかるのかなどの情報を集めましょう。
費用面での不安があるとのことなので、要介護度が3以上であれば特別養護老人ホーム(特養)、要介護1~2なら介護老人保健施設(老健)、認知症と診断されたらグループホームが狙い目となります。
どこで、何をやれば良いのか明確になった。
ただ慌てているだけでは、ダメですね。



