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【お悩み012】親の施設を検討中。実家近くが良いか、自分の家の近くが良いか……?

【お悩み012】親の施設を検討中。実家近くが良いか、自分の家の近くが良いか……?のイメージ

現在、ひとり暮らしの母を遠距離介護中。認知症が進んできたこともあり、施設利用を検討しているんですが、実家近くの施設と私の自宅近くの施設利用とどちらが良いのか悩んでいます。

母の希望は、実家近く。主治医やケアマネジャーも、「施設に入れるのはあなたの都合。せめて、施設の場所ぐらいは、お母さんの希望を聞いてあげたら?」と言われています。

同様の質問は、本当に多くいただくんですよね。
私としては、子どもである相談者さんの自宅の近くを強くオススメします。

多くの場合、親は「住み慣れた場所の近く」を希望しますし、主治医やケアマネジャー、親族もそれを後押ししがちです。

施設への入所に踏み切るということは、在宅での暮らしが難しくなっているはず。特に認知症になっておられる場合、認知症は進行性の病気なので、早いか遅いかはともかく、病状が悪化していくことが予想されます。そんな状況で、入居後にときどき実家に戻って暮らせるかというと、ほとんどの場合困難です。

また、親の友人や親族の多くは、実家近くに入居しようが、離れたところに入居しようが、面会に訪れることは稀なもの。施設のケアマネジャーやスタッフさんとの話し合いや、急な病気などの際にフットワーク良く対応するためにも、子どもの生活範囲の施設に入居してもらうのが良いと思います。

主治医などが実家近くでの入居を勧めがちな理由としては、次のようなものが挙げられます。ほぼ確実に全員が責任を負う覚悟を持っておらず、好き勝手を言っているだけだと私は考えています。

主治医
→患者を別の医師に渡すことに抵抗感がある。
→「患者ファースト」の意識が強く、親の希望を最優先させたい。
→本音としては在宅のままで、子どもが同居することを望んでいる。それが無理なら、せめて近隣で。

ケアマネジャー
→「離れた場所に親が引っ越す=関係性ができあがった利用者(固定客)が減る」ことへの抵抗感がある。
→「利用者ファースト」の意識が強く、親の希望を最優先させたい。
→主治医と同様に、本音としては在宅のままで、子どもが同居することを望んでいる。それが無理なら、せめて近隣で。

親族
→年配者の場合、「子どもが親の面倒を見るのは当然」との意識が強い。
→本音としては在宅のままで、子どもが同居することを望んでいる。それが無理なら、せめて近隣で。
→青年、中年のなかには「親の意向に沿った介護が親孝行」という理想論で判断する人も多い。

こうした専門家や身内も、自分自身が介護を担う側になると、パニックになりがちなんですよね。私自身、これまで何人もの医師やケアマネジャーなどから、「親から同居介護を頼まれてツラい」「仕事を辞めろと家族から責められている」「どんな制度やサービスを利用して良いかわからない」といった相談をされてきました。

親の介護に対して、最終的な責任を負う立場である子どもが、継続的に親を支えていきやすくなるような決断をするのが最善ではないでしょうか。

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