介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第163回 認知症でなくても対応は同じ(2007年1月8日)

今日は強風の中をイズさんの有料老人ホームへ行きました。
他の地方では大雪や大風の被害で大変なようですね。
夫が正月に行ったばかりだから、放っといた方がいいと言いましたが、一緒に行ってきました。
まだ数日しか経ってなかったですが、行って良かったです。

というのは、色々あったんですよ。
イズさん、「弄便(ろうべん)」か?!という出来事です。
でも、イズさんは認知症ではありません。
イズさんは食堂で皆とTVを観ていました。
私は先にイズさんの部屋に入って…何やらいつもと違う様相。
自分で洗ったらしいハンドタオルが流しに干してあり、染みが残っていました。
自分で洗ったらしいズボンと肌着も部屋に干してあり、もう乾いていました。
白い洗濯機とその周辺に乾いた便が付いていました。
ベッドをみると脱いで丸まった肌着類。
枕カバーや、シーツにも付着していました。
全部洗濯機に入れて洗濯しました。
シーツは替えがなかったので、悪いけどそのままに。
替えシーツの冬用を買わなきゃと思っていたところでした。
(帰り道になって、夏用のシーツなら置いてあったことを思い出しました)
トイレを見ると案の定、便器はもとより、あちこち付着していました。
今日も念入りにトイレ掃除。

多分、便秘防止の薬が効きすぎたか何かで、自室のトイレにすら間に合わなかったのでしょう。
それにしても、何でこんなにあちこち汚すかな~?って感じ。
トイレクイックルを置いてあるんだから、それで汚したとこは拭いてよ~って。
でも、それを望むのはイズさんには無理。
タクさんの場合、いつもそばに付いて見守ってたから、
あちこち付着ってことはほとんどなかったのです。
今まで老健にいた時も、イズさんはたまにありました。
そういう時は、汚した肌着は私に悪くて自分で捨てていたようです。
勿論、今日のことはイズさんには何も言わずです。
部屋に戻ってきたイズさん自身も、何もこのことを言っていませんでした。
事務室のマネージャーさんに、イズさんには内緒で、状況を伝えました。
「要支援2」でも、こういうことがたまにあるので、注意してみていて下さいと。
現場を発見しても、そ知らぬ顔で対応して下さいと。

イズさんは認知症ではないけれど、対応の仕方は同じですね。
本人の自尊心がありますから、本人には何も言わずに、何くわぬ顔でさっさと片付けます。

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