介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第71回 タクさん退院、今までの特養へ(2006年9月22日)

今日(9/21)は色々ありました。

同室者の患者さんで今日退院の方が他にもいて、父の隣の空きベッドに新たな入院患者さんが入り、慌しい病室内。
いつも「ご苦労様」と言ってくださる隣のベッドの患者さんは、検査のためお会いできませんでした。

父は爆睡状態で声を掛けても肩を叩いても、なかなか起きてくれません。
ベッドから車椅子に移乗する時、眠っていましたが身の危険を感じてベッドの手すりにしっかりつかまって離さない。
眠ってるようでも、こんな時はしっかりしています。

車椅子に移っても、うとうとしていて、特養の送迎車に乗り込んでやっと目覚めた様子。
ナースに挨拶をして、28日間の入院生活も終了。

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車でお馴染みの父の特養へ戻りました。
職員さん皆にお迎えされて、ただいま~♪
父には説明したけど、何が何だか??だと思う。

まもなく昼食なので、父は車椅子のまま食堂のいつもの席へ。

早速、父の部屋に私、ナースおよび要職の方々が集まり、父の入院生活の事と今後のケアカンファ。

・ほとんど寝ていた入院生活と今後も入院以前よりはベッドにいることが増えるので、蓐瘡(じょくそう・床ずれ)の心配。
・ベッドでの定期的な体位交換と蓐瘡防止ベッドパッドの導入。
・立位保持と歩行を目指してのリハビリのこと。
・転倒の可能性と防止策について。
・今後の再発と緊急入院のこと。
などなど、課題は多い。

4週間前の入院前までの生活に体が戻るようになるには前途多難!
大きな負を背負い込んだマイナスからのスタートです。
職員さんには今まで以上にお世話になりそうです…ではなく、お世話になります。

父の部屋に「お帰りなさい、タクさん」の言葉が貼ってありました。
職員さんが交代で父に声を掛けてくださいます。
待っていてくださった皆さんがいて本当に良かったと思いました。

さて、昼食なのに父はまたもや車椅子で眠ったまま。
声を掛けてもなかなか起きないので、フロア内を車椅子で一回りするとやっと目覚めました。
職員さんが心配してくださった食事ですが、目覚めてすぐなのに私の介助で昼食はとてもよく食べ、飲み物もたくさん飲んで完食。

私は父の昼食後、家へ戻り、夕食時に再び特養へ。

夕方、父はまた爆睡状態。
夕方から7度台の発熱だそうで、額が少し熱い。
一日慌しく、環境の変化のせいかしら??

何とか起きてくれたので、体調を考慮してベッドで夕食介助。
食べ始めると父はよく食べて、目が覚めてきたようです。
病院の食事より量は全体的に多めですが、少しむせかけたものの全部食べました。

今日は落ち着かないのか、ちょっと発熱したせいか、食後は言葉もあまり出ないし、斜め上を見つめたまま。
父のベッドからの目線の所に、父の部屋の反対側の壁に飾ってた「酉年の絵馬」(父は酉年)を飾りました。
見てくれるかな~?

病院での生活にも慣れたところでしたが、早く特養での元の生活に慣れてほしい。
しばらくは、父の夕食介助に毎日通うつもりです。
疲れるけれど、今はそんなこと言ってる場合ではありません。

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