介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第27回 最近のタクさんの様子(2006年8月11日

1週間ほど、父の最近の様子を語ってなかったので今日はその報告を。

まず、抜歯後のタクさん。(参照→歯を全て失った日)
7/28に16本抜歯して、その後歯茎が安定していなかったためか、あまり食べられなくて心配していました。
一時は、全て抜歯は今の父には無理だったかな?と思ったものでした。

が、今週月曜日の夕食時に行った時、お代わりのおかゆも食べられるほど回復!!
ちょうど、抜歯から10日後のことでした。
その後も、時間はかかるものの、口の中の具合が良くなったとみられ、もぐもぐとよく食べるようになりました。
バンバンザ~イ!!です。

食べた、食べられないで一喜一憂しているなんて、その昔、赤ちゃんに初めての離乳食を与えるときみたいです。
赤ちゃんはできたことが感動に結びつくけれど、年寄りの場合は出来なくなって寂しくなることがほとんどです。
タクさんにとって、今、こんな朗報は滅多にないことです(^-^)

タクさんにとって課題は、スプーンですくって食べる時、どうしたらこぼさず口に入れられるか?です。
食べられるようになった今、ちょっと贅沢な悩みかもしれませんが。
スプーンを持つ手に力がないためか、食べ物をすくったあとスプーンを外側に傾けてしまい、口に持ってくるまでにかなりこぼれてしまうのです。
スプーンを持った手首を内側に(自分側に)傾ければ良いのですが、内側に手首を返す行為は意識しないとできにくいんでしょうか?
試しにやってみると、外側に傾ける方が力がいらなくて済むんですよね。

あと一つの課題。
食べて口の中が空になっていても、もぐもぐしている。
入れ歯のお年寄りが入れ歯を外すと、そういえばそんなイメージありますよね?
イメージじゃなくて、これ現実なんですね。(うん、納得!)

タクさんの場合、まだ食べているのだと騙されてはイケマセン(笑)
食べ物の欠片が少し口に残っていて、もぐもぐしているのかもしれませんが、「お父さん、もう一口いかが?」と口にスプーンを運ぶと、口の中は空っぽで、ちゃーんと食べてくれるのです。何だろ?これって??

職員さん、父が自分で食べることが第一ですが、もぐもぐの様子次第では時折食べさせてあげてくださいね。

先日も、よく行き会う特養のデイの職員さんから「毎日よく通ってるね、関心してるんですよ」と言ってくださったのですが、毎日だったら凄いですが、せいぜい一日置きだし、ラクな食事介助が殆どだし、家から近いし…。
実は、行くのが面倒だな~なんて、時々思うこともあるんですよね(^-^ゞ
でも、私がもし父の立場だったら…と思うと、行かざるを得ません。

今日は両父の最近の様子を書くつもりが、タクさんのことばかりになってしまいました。
イズさんの最近のことは次回に…。
さて、これからタクさんの特養に行って来ま~す♪

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