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【第380回】見分けがつかない(2011年3月7日)

昨日、あるグループホームに面会に行きました。「その日は雛まつりの行事をする」とのことでした。私はなぜ3月3日ではなく6日にするんだろうと思っていました。

行って納得しました。ご家族参加型だったのです。だから日曜日にされたのですね。行事といっても大掛かりなものではなく、皆で「ちらし寿司」をいただく昼食会にようなものです。家族は自分の昼食代を支払って同じものをいただくわけです。見渡せば、あるテーブルにはおばあちゃまを囲んでお孫さん(ひ孫かな?)とおぼしき小さな子どももちらし寿司をほおばっています。

あるテーブルでは、スタッフではない人がそのテーブルの方たちとなごやかに談笑されてます。時にはお世話もされてます。ボランティアの方かな?と思いきや、ご家族さんでした。そのテーブルの一人の方のご家族さんなのですが、頻繁に面会に来られるので他の入居者の方のことも良く判ってらっしゃるご様子です。

かと思えば、食べ終わったお皿などをワゴンに回収しているのもスタッフに混じって家族さん。慣れている!入居者の方もきちんと着替えてらっしゃるし、誰がここにお住まいの方で、誰が家族で、誰がボランティアなのか見分けがつかないです。

いつ行ってもおだやかな雰囲気のホームなので、ご家族も面会に行きやすいのだと思います。派手さはないけど誠実な印象をうけるグループホームです。

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