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【第283回】ショートステイの予約(2010年7月3日)

利用者さんのショートステイの予約をするのはケアマネの仕事。私の住んでいる自治体のショートステイの予約のしくみは「2カ月前の1日に予約の電話をする」です。つまり、9月の予約を7月1日にとるのです。(なので、2カ月前にはすでにショートのベッドは予約で埋まっていることになります。本当の緊急時には、キャンセルがでたベッドの有無を、各施設に片っ端から電話して探します…)

毎月1日のこの予約の電話を入れることが、けっこうなプレッシャーなのです。忘れると大変なことになりますから、スケジュール帳に記入するのはもちろん、ケイタイのアラームをセットしたりと、工夫をします。施設によって、受付開始時間が違います。Z施設は9時から、X施設は10時…という具合。もちろん同じ時間の施設もありますから、どっちからかけるかも悩みます。(先着順ではないのですけれど)たいていは「話し中」で、その間に、別のかかってきた電話に対応しているうちに、うっかり予約のことを忘れてしまうこともあります。

毎月1日の朝に事務所にいるわけでもなく、ある時は駅のホームから、ある時は旅行先から、ある時はキャンプ場から電波の届く場所をなんとか見つけて電話したことも。ある時は、本当に忘れてしまっていて、施設さんから「いつものAさんのショートの予約をいただいてないですが、よろしいですか?」と確認の電話がかかってきて心臓が飛び出そうな思いをしたこともあります。この時は本当に施設さんに助けられました。ご親切な施設さんで良かった!

私は昔、施設に勤めていた頃、ショートの受付やベッド調整もしていたので、受け入れる施設さんの大変さもわかります…(介護保険前のことですし、予約のシステムはもちろん違いますけれど)。1日は、施設さんも大わらわだろうなぁと思います。そんなこんなの、コンサートのチケットとりさながらの毎月1日の光景です。どう考えても課題満載だと思っています…。

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