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【第84回】訪問看護に嫉妬(2008年12月16日)

Aさんが訪問看護の利用を開始しました。
やっとサービス利用につながったとホッとしたのもつかの間、新たな問題が発生しました。

というのは、Aさんの配偶者さんが、毎回訪問する看護師(Aさんとは異性)に嫉妬したのです。
マッサージをすること、毎回同じ人が来ること(そう言われても、まだ3回しか訪問してない。
これからローテーションを組んでいく予定だったのですが…)、ベッドのある狭い空間で時間を過ごすこと…などにとても不快な気持ちを持たれたのです。
Aさんとともに、配偶者さんも精神的なしんどさをお持ちの方です。
Aさんだけでなく、ご夫婦ともにケアが必要だとわかっていながら「嫉妬」は想定外でした。
離婚届をとってきたり自殺未遂をしたり真夜中に混乱したりと、たんなる嫉妬では済まない状況です。
訪問看護の事業所と相談しながら、まずは同性の看護師が訪問することで様子を見ることになりました。
人間の心のエネルギーって、私の常識や想像をはるかに超えている…と今さらながら感じています。

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