長期にわたってひとり暮らしの母。身体的にはまだ自立できているので、要介護認定などの手続きはまだ行っていません。しかし日常的に会話をする機会が少ないためなのか、2カ月に1回のペースで帰省している私と話をするとき、うまく言葉が出なくなってきています。
このまま会話の少ない暮らしを続けるのが心配なので、母に対してさまざまな提案をしているのですが、あれもイヤ、これもイヤと聞き入れてくれません。
いきなり人付き合いは難しいかもと考えて、気晴らしにペットを飼うことを提案してみたところ、「自分がいつ、どうなるかわからないのに、生き物は飼えない」と拒否。では、ペットロボットはどうかと勧めてみたら、「よくわからない機械は怖い」と拒否。とりつく島もありません。
これから先、心身の調子が悪くなったときへの備えや終活などについて、冷静に話を聞いてくれるんですが、「自分で家事をするのが難しくなったら、ヘルパーさんにお願いしよう」と伝えたら、「家に他人の臭いが付きそうでイヤだ」と、頑なに拒否されてしまいました。
母が人との接点を少しでも増やせるようにするために、何か良い方法はないでしょうか?
閉じこもり、引きこもりなどによって、誰とも会話をしない日々が続くと、脳への刺激が少なくなり、認知症へのリスクが高まることになります。既に会話に詰まるところが出ているようなので、早めに対策を打っておきたいところですね。
簡単に始められることとして、まずはLINEのビデオ通話などを利用しながら、週1回、1分程度の会話を重ねることから始めてはいかがでしょうか。定期的に顔を見て、言葉を交わす機会をつくることで、会話の機会を維持しながら、ゆるやかに見守ることが可能となります。もちろん、お母さんとの会話が弾むようなら、頻度を増やしたり、1回あたりの時間を延ばすことも問題ありません。
今後、お母さんが弱ってくるようなことがあれば、早いうちに見守りカメラなどの導入もしたいところですね。
あとは、地域包括支援センターへの相談もしておきたいところです。介護予防支援事業として、介護を必要としない元気な高齢者たちを集めて、食事会や介護予防講座、ちょっとした筋トレや脳トレなど、さまざまな活動を行っています。
帰省したタイミングに合わせて、「これからも健康でいるために」と伝えて一緒に介護予防講座などに参加してみてはいかがでしょうか。お母さんは人見知りの傾向があるようにも思えるので、最初は相談者さんが同行したほうが抵抗感が少ないと思います。
地域包括支援センターのさまざまな集まりにうまく馴染むことができれば、自然と同世代の人と交流をもつことになります。その結果、脳が活性化したり、引きこもりを防いだりといった効果も期待できるはずです。
LINEのビデオ通話なら、すぐにも始められそうですね。できることから、一つずつ挑戦してみます。







