介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第53回 入院十二日目のタクさん(再び発熱)(2006年9月6日)

◆入院十二日目 9/5(火)
点滴は前日と同じ

夕食介助に行ったら、丁度ベッドをリクライニングさせ父を起こしているところでした。
「寝てないで!ご飯の時間よ!」と介護職員さんにせかされるように言われて不機嫌そうな父。
それまで父は眠っていたらしい。もっと優しく言ってくれないかしら…。

「おいしい夕食が来ているよ~。沢山食べようね♪」と話しかけるが、うなずくだけで何だか元気がない。
起きたてだからかな?いや、違う!!
顔が真っ赤で額を触ったら熱いので検温すると、7度9分。
ナースにすぐ報告。

「食べられるようなら食べさせて!」とナースに言われて、おかゆを一口父に食べてもらったけれど、一口食べるのが精一杯。
スプーンでお茶だけ数口飲んでもらって、それも辛そうだったので、再びベッドに寝かせました。
水枕をして1枚多く毛布も掛けました。

父は何か言いたそうなのに、言葉になりませんでした。
入院当初していた水泳の呼吸法みたいな「プワッ!プワッ!」と辛そうな口呼吸を始めました。
昨日までは、あんなに元気だったのに。
今日も朝と昼の食事は完食だったそうです。
どうしたのでしょう??
何か細菌感染したのかしら??
入院してから初めての熱です。

父を見守っていたら、特養の職員さん二人が面会に来てくださいました。
せっかく来てくださったのに、父は目を閉じて苦しそうにしているだけ。
元気な姿を見てもらいたかったのに…。
父の昨日までの様子のこと、特養の皆さんのことなど話しながら、職員さん二人はしばらくいてくださいました。

順調に回復していたので、予定通り今週末ぐらいには退院かな?
と思っていたのに、さらに先送りになりそうです。
点滴をしている左足が冷たく、していない右足は温かでした。
1時間後に再び検温すると、わずかに下がって7度7分。

どうしちゃったのかな??
いつから熱があったのかしら??
心配でしたが、父がよく眠り始めたので、あとはナースにお任せして帰宅しました。

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