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介護の本書評「review-kaigo」

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第58回 プチ生活保護のススメ

若くても、仕事をしていても生活保護はもらえる!

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プチ生活保護のススメ―我が家にも公的資金を! 短期間・不足分のみの受給もOK!
大田 のりこ 大山典宏/監修

内容

「ワーキングプア」という言葉が定着し、3,000万人以上が「不安定な就業環境で、無計画で不安な未来」に向き合っているという。本書では「生活保護」という、一見ネガティブなアイテムを積極的に使いこなすことで、最後のセーフティネットを活用する方法とノウハウが紹介されている。

書評

「生活保護」と聞くと、「そこまで落ちたくない」と拒否反応を起こす人もいるかもしれない。だがその考えは誤解だと筆者は言う。そもそも生活保護とは恒久的に受け続けるものではなく、誰にでも起こりうる経済的ピンチを乗り越え、休んだり、自立を促すための制度なのだという。

また、無年金者でも年金の二倍の生活費が受給できるという。政府は生活保護をイメージの悪いモノにし、積極的に広報をすることなく、申請を抑えこもうとしているという。困った人全員が「最後のセーフティネット」である生活保護に受け止めてもらうことはできない。しかも、その選択は福祉事務所の裁量に任され、同じ状況であっても、受けたり受けられなかったりするという。

本書では、要件を満たし、生活保護を受けるためにはどうすればよいかを知識として与えてくれる。

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