緊急通報サービスで急病にも素早く対応。
遠距離介護の際に心配なのが、親の体調などの急変です。緊急時には電話すら難しいことも考えられます。
こうしたとき、親の住む市町村が介護保険とは別の高齢者福祉として、緊急通報サービスを行っていたら積極的に活用しましょう。専用の通報端末を無償で自宅に設置してくれ、緊急時にボタンを押すと、専門スタッフが安否を確認したり、必要に応じて救急車を手配してくれます。
地域によって緊急通報サービスそのものを実施しているかどうかや対象者などが異なりますので、市町村の高齢福祉課や地域包括支援センターで相談してみましょう。
民間の緊急通報サービスもいろいろ。
市町村が緊急通報サービスを行っていない場合は、民間の警備会社が提供する同様のサービスを利用するのも良いでしょう。自宅だけでなく、外出時での緊急対応にも使えるものなど、各社さまざまなサービスを提供しているので、インターネットなどで調べてみましょう。
民間の緊急通報サービスの費用の目安
サービス内容 | 費用 |
---|---|
自宅からの緊急通報 | 月額2,000円ぐらい〜 |
外出先からの緊急通報 | 月額800円ぐらい〜 |
日頃の様子を確認できる見守りサービス。
室内にセンサーを取り付けることで、誰かが動いたかどうかの情報を指定したパソコンや携帯電話に通知してくれる見守りサービスは、遠距離介護を行ううえで便利なものです。
センサーのほかにも電気ポットなどの使用状況を通知してくれるものなど、各社から工夫を凝らしたサービスが提供されているので、インターネットなどで調べてみましょう。