現場で必要な介護のコツをカラーイラストで!
ポケットブック 介護のトリセツ105―介護現場の「あれっ?」に答える、カンタン・早わかりの知識&技術集
島村 敦子 諏訪 さゆり
内容
介護の現場では、プロでも日々「あれ?」という場面に遭遇するのだという。本書では、介護の現場で役に立つ知識や介護のコツが、カラーイラストや図表をたくさん使用し、わかりやすく解説されている。ポケットブック形式で1テーマ1見開きで完結するので、ちょっとしたマニュアル的な要素もある。介護の仕事を目指す人、携わる人にぴったりの一冊。
書評
介護のプロであっても、日々の介護の中で迷ったり、戸惑ったりすることは少なくないという。筆者はそんな時にパッと開いてすぐに調べたり、いつも手元に置いておけるようなハンドブックがあればよいと考えていたようだ。本書は、介護職に必要な知識や技術が、コンパクトなハンドブックとしてまとめられている。
だが、コンパクトであっても中身はとても充実している。介護保険制度に基づいた介護職の役割として、「アセスメント」「介護技術」「高齢者に多い疾患・症状」「認知症」「薬」「応急処置」「制度」まで、幅広いジャンルをわかりやすく網羅している。また、すべてのテーマについて見開きで完結しており、カラーでイラストや図表がふんだんに使われていることため、非常にわかりやすい。ちょっとした時間に目にしておくことで、イザという時に役に立つだろう。
介護の基本は「チームケア」だという筆者。介護職として本書を活用しながら他職種との連携にも活かして欲しいという想いが込められている一冊だ。