介護日記・二人の父の雑記帳 第251回〜

【第269回】続・認知症の人の寿命や健康との関わり(2007年9月26日)

前回書いたことの簡単なまとめです。
父が認知症初期だった頃、私が読んだ本には認知症になると7~8年で亡くなるというようなことが書かれていた記憶があるのですが、父の介護を通して、それは違うと思いました。
前回書いたように認知症で亡くなることはないわけで、他の病気で亡くなるのです。
認知症になっても健康状態が良ければ天寿を全うできるのです。

だから、認知症になったからと言って、発症後何年で亡くなるなどということははっきり言えないと思うのです。
認知症になるのは高齢者が多く、高齢者は様々な病気になりやすく、それらの病気が原因で、たまたま認知症発症後○年で亡くなったという
平均寿命的な捉え方をされるだけだと思うのです。
また、認知症の進行の仕方も人それぞれで、その人の生活環境状態や健康状態によって進行状況も異なり、「何年経ったからこうなる」という基本はないに等しいと思われます。
ただ、急速に進行させない方法は、進行を遅らせる薬や介護の仕方や環境などによってある程度可能だとということがわかっています。

父の場合は認知症発症が72歳の頃で、亡くなったのが発症後13年の85歳。
失禁などが始まったのは発症後8年も経ってからのことで、初期の進行は非常にゆっくりでした。
認知症にならなくても、男性で85歳なら男性の平均寿命を超えていますから亡くなる方も多いでしょう。
若年性の方は高齢者のような健康的なリスクは少ないと思われますが、前回書いたように認知症であるがゆえに、治療が難しく(本人が治療に前向きになることができない場合)
そのために健康を損なう場合や、進行した場合、認知症であるために脳からの指令が正しく伝わらず、若くても嚥下障害や転倒などを引き起こす可能性はあるかもしれません。
いずれにしても、認知症と寿命との関わりは、その人その人の健康状態や生活環境によって異なることだと思います。
発症後○年で亡くなるとか、○年でこのような状態になるなど、人によって異なるのではっきり言えないことだと思いました。

【第270回】秋晴れです(2007年10月6日)については、こちらへ。

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