介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第260回 訪問歯科による自宅での抜歯(2007年7月20日)

グループホームAでお世話になった訪問歯科に、その後グループホームを退去して二カ月後くらいに、1度だけ家に来ていただきました。
グループホーム退去後の在宅でも、いつでもどうぞ!ということだったので、父の歯が腫れて困り、電話で依頼して翌日には即来ていただき助かりました。

使う水から道具類まで全てご持参で、歯科衛生士さん2名を引き連れていました。
家のソファに座っての抜歯。
歯槽膿漏のためグラグラになって腫れてしまった歯でした。
父に優しい言葉掛けをしてくださって、嫌がる父をちょっと押さえつけましたが、手早く抜歯。
嫌がっても本人のため、さっさとしてしまうしかないんだな~と妙に感心してしまいました。
私は父が嫌がる事は極力避けてきましたから、嫌がってもしなければならないことは、手際よくやらなくてはならないのだと思い知りました。
また何かあったらいつでもどうぞ!ということで、通うのを嫌がっても自宅に来てもらえればラクなんだな~とつくづく思いました。
診察料金も通常の歯科料金と変わりなく、後日、請求書が来て口座に振り込む形でした。

当の父は、抜歯後はケロッとしていて、抜歯の恐怖の後引きなど全くありませんでした。
その後は、歯が悪くても痛いことは特になかったので、在宅での訪問歯科の利用はこの時だけで終わりました。
この約半年後、特養入所となりました。
認知症が進むと歯の治療はしにくくなります。
それまで使っていた入れ歯が合わなくなっても、微調整などしにくくなります。
早めに治しておくことが一番ですね。
でも、歯がなければないで、歯茎の状態が悪くなければ、慣れで歯茎だけでも結構食べられるものです。
歯がないからといって悲観することもないと思います。

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