介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第241回 グループホームBに入居して(2007年5月17日)

いよいよ父タクさんが本命のグループホームBに入居です。
タクシーを呼んで、荷物を持ってグループホームBに向かいました。
父の家から車で10分位の所です。

父には、デイやショートの時と同じように、楽しく歌ったりおしゃべりしたりする所に一緒に行こうと話しました。
デイやショートに連れて行くとき、いつもそれで父の場合は大丈夫でした。
最初の頃は「それは何だ?どこにあるんだ?金がかかるんだろう?」などと聞いてきましたが、もうこの頃の父は行く先についてそんなに突っ込んで聞く事はありませんでした。
場所や人についての認識がほとんどなくなっていたことと、私と(私が誰だかよくわかっていないので、私でなくても誰でも良かった)
一緒におでかけできることが父は大好きでしたから。
おでかけ好き、歌を歌ったり楽しく過ごすのが好きな父でしたので、その点大助かりでした。

父が落ち着いた頃に「今日はここにお泊りしていって良いそうよ♪
安心して泊まれるように全部用意してあるから大丈夫よ♪ 
私は今日は用があるから帰るけど、近くだからまた明日来るからね」
父とはそんな調子の会話をショートの時にしていましたので、グループホームBに着いてからもそんな調子で父に話しました。
元々私は通い介護でしたから、父の家から帰ることはいつもの当たり前のことでしたから、父は「帰らないでくれ!」などと言う事はありませんでした。
通い介護であったため、父も私と毎日別れがあることは当たり前のことで、施設利用の際、大助かりでした。

グループホームBは私が気に入った本命のグループホームだったので、特養に入るまでの1年位はいることになるつもりでいました。
ところが意外に早く特養の順番がやって来て、最初のグループホームAと1カ月しか変わらない、わずか2カ月半の入居となってしまいました。
そうなることとは私は夢にも思っておらず、父がグループホームBに入居してすぐ、父に手がかからなくなったので念願だったヘルパー2級を取得する講習に通うことにしました。
そのため、週3日は一日丸々講習に通い、残りの2日はいつものアルバイトを続けていたので、父のいるグループホームへ通うことは週1日程度になってしまいました。

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