介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第238回 タクさんがいたグループホームBとは?(2007年5月10日)

タクさんがいた「グループホームB」とはどんな施設か??
以前に書いた「タクさんのためのグループホーム見学記」を改定・編集しました。

◆「グループホームB」を見学して採点する
 入所後の採点は、後日に書きます。
 私のチェック度 ◎満足 ○まあまあ △イマイチ ×良くない

【施設概要】
◎見学した施設の中で雰囲気、施設の構造やレイアウト、など申し分なかった。
◎鉄筋平屋建てで高い天井に吹き抜けがあって、伸び伸びと明るい。
◎周辺は住宅街だが、少し先には畑など。
○当時開設1年目で有限会社組織。
◎タクさんの市内にある。
◎高い天井に吹き抜けのある広いリビング兼食堂は、日中過ごすのに居心地良さそう。
◎そのリビングに面して各居室や共用トイレがある。
◎フローリングの広めの6畳位の部屋にベッドと布団、広いクローゼットとカーテンあり。
特養入所までの期限付き入所なので、ベッドと布団、カーテンが用意されているのは助かる。
△洗面所は部屋になく浴室近くの共用洗面所。各居室にあった方が何かと良いのだが。
◎入浴は一般家庭と同じ個人浴。タクさんの場合はその方が良い。
×トイレがウォシュレット付き暖房便座ではなかった。最低でも暖房便座であって欲しい。

【日常生活】
◎施設長(女性、30代)さんのお話から、より良い介護を目指しているのが伝わる。
◎デイサービスを併設しており、デイへの参加ができる。
○急病などの対応は一人いる日勤の看護士が対応するが、家族が病院に連れて行くのが原則。
 (グループホームだけでなく、大抵の施設はこの方法を取るので自宅に近い方が何かと便利)
△ただ一人いる看護士の言葉遣いが良くなかった。他の職員の方々の言葉遣いは良いのに。
◎食事は食事まかない兼家事専門(洗濯・掃除)の年配女性が専任。
◎オープンの対面キッチンは出入り自由で、食事作りや家事に参加できる女性入居者が何人かいて配膳など楽しくやっている。
◎散歩を兼ねて食材の買い出しも皆で歩いて行く。良いことですね。
○買出しに行く大きな全国ネットのショッピングセンターまで徒歩20分位かかる。
もっと近くにあると良いのに、住宅街なので他に店舗はない。
◎イベントなどを地域と共に行うこともあり、地域に開かれた施設という感じがあった。
◎徘徊は無理に引き戻さず、職員が後ろから付いて様子を見る。

【費用・アクセス・その他】
○入居金は20万。退所時に精算して返却される。月々の費用は一般的な20万弱位。
 これはこの地域として普通の金額。
◎介護保険が目指すグループホームの典型。
 (残存能力を維持・発揮して認知症の進行を緩和させる)
◎入居は地元の市民優先だが、状態により市民に関係なく可能であり、タクさんは地元なので優先組。
○私の家から自転車で20分位。他に電車で行く方法もある。もっと近くにあれば助かるのだが。
○第一希望のグループホームだが、待機者がすでに2名位いたので、
最低1年以上待つ可能性があったが申し込む。
◎申し込み時に本人との簡単な面接もあった。(自宅に訪問された)
◎入居が近くなった頃、タクさんの普段の様子を知るために、タクさんがいる時にさりげなくデイ参観をしてくださった。
△入居は突然決まるが、入居の知らせを受けたら3日以内位に入居して欲しい。
運営費の問題かと思うが、急に知らせが来て(当たり前だが)、3日以内に入所なんて、そんなに急がせないで欲しい。

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