介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第231回 父のことを覚えていたショートの利用者さん (2007年4月21日)

私がいる特養のショートステイに、覚えのある名前の方が入所されました。
私が知っているNさんかな??
下の名前が不確かなので、お顔を見ないとその方かどうか??
今朝、早番で出勤したら見覚えのあるお顔のNさんが新聞を読んでおられました。
声をお掛けしたら、私のことも父のことも覚えておいででした!!

今から10年以上前に、当時近所スイミングスクールに住んでおられたNさんとは、私の息子とNさんのお孫さんが同じに通っていたこともあってお知り合いでした。
Nさんは色々なお稽古ごとのお師匠さんをされていたようで、いつもきちんとした身なりをされていて、凛とした方で行動的な方でした。
お嫁さんと同居されていて、お嫁さんも私は存じ上げています。
このNさんは、父がデイに毎日のように通っていた頃、木曜日だけデイに通われるようになって、父と同じデイの送迎車に乗っておられました。
その頃、送迎車の中のNさんに声をお掛けして、意外な場所でのご対面に、ビックリされていたこともありました。

今回のショートにも、お元気なので、お一人で入所されて来たそうで、今までも何度も利用されているそうです。
足が少しお悪いだけで、大変クリアな方だと担当職員さんもおっしゃっていました。
このNさんが、父のことを覚えておいでで「お父様が亡くなられたなんて、ビックリしました」と。
「お父様は、一人娘さんのことを聞かれると、目を細くしてとても嬉しそうでしたよ」と。
父亡き今、Nさんから父の話が聞けるとは!!嬉しいことでした。
「最近、私はここで働くようになったんですよ」とNさんに伝えました。
Nさんと父がデイの送迎車でご一緒したのは、もう3年以上前のことになるけれど、よくぞ覚えていてくださいました。
こんな風に、こんな所で、しかもNさんから父のことが聞けたなんて、本当に感激でした。
クリアでお元気なNさんですが、恐らく父と同じ位の80代後半のお歳でしょう。
末永くお元気でいて欲しいです。
こうしてショートを利用されることもあるのだな~と感慨深かかったひと時でした。

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