介護日記・二人の父の雑記帳 第151回〜

【第198回】次男の立場【戦前の家族制度の影響】 (2007年2月25日)

先日、イズさんのホームでカラオケをして、イノシシ年女さんにお見送りして頂いて、気分良く帰ったあの日。
せっかく気分良く帰ったのに、ぶち壊しの出来事が勃発しました。
あれから1週間、私も冷静に書くことができます。

この日、すでに夫のいとこの葬儀のことは知らされていました。
イズさんとカラオケをした後、イズさん直々にイズさん分の香典の金額を尋ね、私達が代わりに持っていくことになっていました。
その後、親戚から、花を出すなら今のうちに申し出るように想定外の連絡がありました。
そこで、この花の件を夫がホームのイズさんに電話しました。
親戚は皆、花を出すようなのです。
花とは、祭壇脇に飾る名前の札を付けた花のことです。
要はイズさんの名前の花を出すか、出さないか?それだけのことなのです。
ところが、電話の二人は大変な剣幕。
夫は荒れに荒れています。
イズさんが「花を立てるなんて、宗教的にどうのこうの…」と、わけのわからないことを言い出したようなのです。
イズさんなら、この横道にそれた思考回路、十分ありえます。
「香典も花も両方出せるようなお金がある家はそうすればいい。うちはそんなお金はないから…」と、年金たくさん貰っているのに、そんなことも言ったらしい。
おまけに、イズさんは最も夫が嫌がる「長男や親戚の○○と相談して決めてくれ」とも言ったらしい。
夫はイズさんが勘違いをしているといけないと、更に説明をしますが、イズさんは益々こだわり回路。
ついに夫の堪忍袋の尾が切れて、声を荒げて「何言ってんだよーー!!」と。
「それならもういい!!花は出さないから!!」とか何とか言っちゃって、大変なご立腹。
30分位話して結論が出ないまま、電話は終了。
聞いていた私は笑いを堪えていました。
ところが、それで済まないのが我が夫。
こんどは私に八つ当たり。
××△◆◇▼×▽★♂*※♭×
もう、せっかく楽しく帰ってきたのに…。
我が家は、何を隠そう戦前の家族制度にのっとり、亭主関白。
妻は三つ指ついて何も言わずが一家安泰のお家なのです。
以下、夫の心を解読。

次男は損だ!
一生懸命やっているのに、何かというと「長男、長男」。
「長男に聞いてくれ、本家の長男の○○に聞いてくれ」。
自分の意見はないのかよ!
その期待されている長男がちゃんとしないから、次男の俺が色々やってるのに。
次男の気持ちなど全然わかっていない!
長男と連絡が取れないから相談もできないのに。
勝手に決めちゃいけないから、わざわざ聞いているのに。
長男さえいれば次男なんてどうでもいいんだ!
冠婚葬祭も長男が出ないから、いつも俺が出る役目。
ああ、俺は損な立場だ、バカみたい!
おまけに、変な回りくどい考え方して、親父のやつ、どうかしている!
これが、今回に限らず、いつもの夫の言い分。
それで、私に八つ当たりされちゃ、かなわないわ。
それを言ったら、私は長男の嫁じゃないけどイズさんの面倒を看ているのよ。
でも、文句なんか言ってないよ~。
長男一家ができないなら、次男の所がやるしかないじゃない。
親がいくら長男を大事にしても、
「次男なのに、わかってもらえなくても、俺はちゃんとやってる!」と自分に自信を持てば良いことなんじゃないかな?と、言いたいけれど、言わないで黙っているのが戦前の家族制度に沿った我が家の家庭平和のコツ(汗)
イズさん自身も実は次男。
次男の不遇は身をもって体験してきているのに、自分の子供には長男を優先、優遇。
だから、イズさんには時々、夫の次男の辛さの話しをして、「イズさんも次男だから大変だったでしょ?」と聞くと、「そりゃ、長男ばかりいい思いして、下の弟は可愛がられ、自分はないがしろにされてきたよ」と。
何で、身を持って次男の辛さをわかっているのに、長男ばかり大事にするのかしら??
ああ!戦前の家族制度はまだ生きている!

翌日、今度は仕事中の私の携帯にイズさんから電話が…。
仕事中だと言うのに、イズさんは延々と花の件で語るは語る。
最後には、やっぱり「長男と相談して決めて欲しい」と。
結局、花は出し、親戚と不釣合いにもならず収まりました。

【第199回】分家の立場【戦前の家族制度の影響】(2007年2月27日)については、こちらへ。

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