介護日記・二人の父の雑記帳 第151回〜

【第167回】暴言?暴力?のタクさん【認知症初期~中期】 (2007年1月12日)

前回書いた「イズさんの避難(非難?)訓練」で、タクさんの関連したことを思い出しました。
タクさんは気持ちの上で「放火魔」でした。
こうして文字で表わすとかなり怖いですねぇ。
タクさんの場合は認知症中期の頃、冗談とも本気ともつかない感じで「火つけてやる!!」とキケンなことをよく言っていました。
タクさんは、暴力はほとんどなかったのですが、この程度の暴言が時々ありました。
決して怒って言っているようではなく、笑いが混ざっていてストレス発散という感じでした。
でも、本気だったのかしら??
認知症になって不安で様々な思いでいっぱいの自分の気持ちと戦っていたのかもしれません。
「本当は思い余っての言葉」だったのかもしれません。

「ぶった切ってやる!!」もよく言いました。
戦争に行って、このような行動を最前線でやっていたからでしょう。
認知症になってからも、タクさんは昔から持っていた木刀をすぐ取れる所に置いていました。
「泥棒が来たらこれでぶった切ってやる!!」と笑いながら振り回していました。
もう力がないタクさん、こんなのにやられる弱い泥棒なんていないのに。
その証拠に、2年半前の夏(2004年)、特養でのスイカ割りでは、何度叩いても割れませんでした(悲)

また、タクさんの場合、放火魔の反面、双眼鏡で火の見やぐらに登った気分で「遠くを見守り」していました。
タクさんのいつもいる部屋の窓から遠くがよく見えたので、「あのマンションは人の出入りを見たことないぞ。人が住んでいるのかな?」と、いつも気になって見ていました。
でも、これってちょっと間違うと「覗き魔」だったと思います(汗)
他にも、NHKをいつもつけていたため、国会中継になると、「また何だかんだ言っている!!
まったくしょうがない奴らだ!俺が総理大臣になってやる!!」と大口叩いていました。
暴言というよりも「虚言癖」ですかね(笑)

認知症初期の頃、「バカになっちゃったから…」と冗談みたいに笑いながら言っていました。
「こんなんじゃ生きていてもしょうがない。首くくって死にたい」とも言っていました。
さすがに「首くくって」には私も色々となだめましたが、「バカになっちゃった」には、ほとんど冗談だと思っていました。
「自傷妄想癖」ありと言いたいところですが違いました。
ずっと後になって、「認知症の人は自分でも変になってしまったことを実感している」と言うことを知り、青ざめました。
確か数年前、「認知症の人と家族の会」の会報と、その会から発刊されている本で知りました。
もっと早くそのことを知っていたら、タクさんの話を本気で聞いたのに…このことについては悔やまれます。

「バカだから」などを笑って連発して、その反面、「お父さんは(自分のこと)やっぱりここ(頭を指差して)のできが違うから~♪」と、上手くできることがあるとよく言っていました。
歌が上手く歌えた時、特に言っていました。
「お父さんはね(自分のこと)、女性には優しいのよ~♪」(女性言葉風に)と、これもある時期連発。
「ここ(頭)のできが違う」の言葉と共に「自己顕示欲が強い」と言いましょうか…(汗)
ということで、またまた「タクさんモード」になってまいりました。
次のタクさんに乞うご期待!!

【第168回】タクさんの冬の寝具(おねしょ)対策 前編【認知症中期】(2007年1月13日)については、こちらへ。

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