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介護日記・二人の父の雑記帳

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第165回 自立心の芽生え??(2007年1月10日)

少しイズさんの話題が続きます。
最近、イズさんネタがたくさんあるんですよ。
イズさんは今いる有料老人ホームに移ってから、外へ出ることが増えました。
頻繁に外へお散歩に連れて行ってくれるそうです。
ほぼ、1対1で付き添ってくれるようです。
また、車に乗せてもらって、ちょっと足を伸ばし近隣の街やコンビニなどへも連れて行ってくれるそうです。
あまり外出好きでないイズさんも嬉しいみたいです。
1対1でわざわざお散歩に連れて行って貰えるのは有り難いです。
老健にいた時のお散歩は、老健の広い敷地内にあるゴミ置き場にゴミを置きに行くお散歩でした。
老健では頻繁に1対1で外へ散歩ができるほど、人手がないですから。
「○○○が丘に行ったんだよ~♪ ここと違って都会だな~。
10階建てくらいの建物がいっぱいあって、歩いている人が都会的だったよ!」
東京は池袋近くで長く生活していたイズさんとは思えない発言(笑)
しかも感動していました。
○○○が丘はそこまで言うほど都会かいな?なんですが、
今いる畑に囲まれたホーム周辺よりは都会?です。
イズさんは今いるような田舎っぽい所は、肌に合わないみたいです。

ところで、昨日、ホームから私に急な電話がありました。
何だろうと思ったら、ホーム長さんから。
イズさんが日課のようにしているお散歩を、今度は一人で郵便局まで行きたいと言っているとのこと。
全く一人では心配なので、職員が付いて行くと言うと「大変ご立腹」なんだそうです。
如何しましょうか?との電話でした。
道はしっかり覚えていて迷子になるようなことはないそうです。
また、イズさんたら、色々と職員さんに文句を言ってるに違いありません。
全くしょうがない人です。
一人で出かけたイズさんに、何かあったらホームの責任になってしまいます。
コンビニや郵便局まで距離があるので足取りが心配です。
足を引きずっているし、真っ直ぐ歩けないし。
つまづいて倒れたりしたら…。
この寒い時期、温度差で再び一過性脳梗塞でも起こしたら…。
私はホーム長にこう返事しました。
「では、1回だけ本人が言うように一人で行かせてあげて下さい。
次の週末頃、私が行きますので、その時、義父に様子を聞いて、よく話し合ってみます。
今後のことは、その話し合い次第で考えます」と。

口だけいっちょ前の反抗期の子供を抱えているみたいです。
自立心の芽生えというよりも、身のほど知らず、ホームの立場を考えてない我儘と言うか(笑)
まぁ、「要支援2」で認知症じゃないんだから、一人で散歩ぐらい当然と言えば当然なんですが…。

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