介護日記・二人の父の雑記帳 第151回〜

【第164回】認知症の人との接し方(イズさんの場合)(2007年1月9日)

昨日(1/7)イズさんの有料老人ホームへ行った時、イズさんから同じホームにいる認知症の方の話を聞きました。
最近、その話題が時々出ていたのですが、昨日は特に気になる話だったので書いてみます。

イズさんが12月初めまでいた老健は、一応認知症フロアとそうでない人のフロアが別になっていました。
イズさんは認知症ではないフロアですが、軽い認知症の方が少し混ざっていました。
でも、同じ話を繰り返し聞かされる程度で、困った事はなかったようでした。
今度のホームは認知症の方も一緒のフロアなので、イズさんにとって何かと困ることが増えてきたようです。

イズさん談。
たまたまくしゃみをしたら、認知症の方に「うるさい!!」と凄い剣幕で怒られたんだよ。
「こんなことでうるさいって言うなんて、あなたの方がどうかしている!!」と言い返してやった。
認知症だから、と言われたって、あんなこと言われたら我慢できないよ!!
毎晩「お母さ~ん!」と言って廊下で泣く人がいて、うるさいけど我慢しているんだ。
それだけならまだしも、その泣く人が、こないだの晩ベランダ伝いにこの部屋の外に来て、窓をドンドン叩いて「開けてくれ!」と言うんだよ。
職員に来てもらって窓を開けて入れてやったよ。
その時、あの泣く人が僕のポロシャツを持って行っちゃったんだよ。
(無くなった服のことは、私が職員さんに話して、取り戻しました)
何であんなになるのかな~?
認知症の人って、自分勝手で人のことはどうでもいいと思っている。
あんなことしていたら、皆に嫌われてしまう。
こっちの方が変になってしまう。
病気だからと言って、病気なら何をやっていいのか?!
自分も90歳になったら認知症になるかもしれない。
だから、90歳まで生きて、あんな風になるならもう死んでもいい。

イズさんの訴えや疑問は、以上のように誰もが一度は思うことでありました。
イズさんは、まず、認知症の方のことが理解できない。
わかりやすく、私の父タクさんの例を出して話してみたけれど、「う~む、それは大変だったね」と。
認知症の方との基本的な接し方などを説明しても、
85歳のガチガチ頭の理解の範囲を超えているのです。
色々説明すると、イズさんは余計頭が混乱して理屈ばかり言い出しました。

結局、憤慨するイズさんには、このようにしか言えませんでした。
頭に来たら言い返せばいいじゃない。(普通、それは悪い接し方なのですが)
でも、認知症の人も「自分はどうしてこんなになっちゃったのかな?」と思って、死ぬほど辛いみたいよ。
自分勝手なんじゃなくて、記憶が無くなると、色々混乱するみたいなのよ。
それに私だって、若年認知症って言うのがあって、明日にもそれにならないとも限らないしね。
だから、勘弁してあげてね。

85歳のイズさんが認知症の方々と、どう上手く接していけば良いか、今まであまり考えてもみなかったことでした。

【第165回】自立心の芽生え??(2007年1月10日)については、こちらへ。

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