介護日記・二人の父の雑記帳 第151回〜

【第162回】タクさんの防寒対策【認知症発症後】(2007年1月7日)

タクさんの場合、家の中では暑くても暑さを感じず厚着をすることがありましたが、寒さには敏感でした。
認知症末期になっても、ちょっと窓から風が入るだけで「寒い!」と言って敏感に反応していました。
寒がりのタクさんの防寒対策は認知症になってから少し変わりました。
まず、薄着になりました。
これは私の考えでそうさせました。
父の場合、家での生活よりデイやショート、最後は特養での生活と言うように、暖房の効いた所に居る時間が増えたことが一因です。

◆失禁などでも着替えがしやすい形状のもの。
◆数多く重ねるよりも、枚数少なく暖かいものを。濡れ物、汚れ物を増やさないため。
◆少ない介助で、自分でなるべく着られるもの。
ということで、デイと家の往復があるような時は、肌着のシャツは厚手と薄手の2枚重ね程度に。
股引(ももひき)は厚手を1枚だけ、になりました。
施設だけで生活するショートの時や特養に入居してからは、肌着は厚手1枚、または普通の肌着1枚だけ。
そんな感じの軽装になりました。

外に出る時は、マフラーを巻いたりそれなりに暖かくします。
セーターのような洗濯しにくいものは、着ませんでした。
そのかわり、前開きの裏ボアのベストなどを着ていました。
タクさんの場合は、そのようなベストが着易くて腕が動かしやすく、セーター代わりでも寒がりませんでした。
前ボタンの起毛チェックシャツなども、それまでの生活で慣れていたせいか、ボタンを面倒がらずに自分である程度掛けました。
被り物より前開きのものの方が、介助が少なく自分で着られました。
被り物は前後を間違えるし、首がつっかえるのであまり好みませんでした。

でも、義父イズさんは認知症ではありませんが、前ボタンで全開ものはボタン掛けが嫌で着たがりません。
ボタンの数が少ないポロシャツタイプがお好みです。
人それぞれのようですね。
タクさんは結局、私の趣味もあって、ジャージは一度も履きませんでした。
施設内を歩き回ることが多く、人目に良く見られたいという私の思いもありました。
でも、洗濯しやすく腰周りは厚手紙パンツ対応可の、ゆったり系コーデュロイパンツでした。
タクさんは認知症以前にも、自分でコーデュロイパンツを買って履いていましたし。
裾が絞ってあるジャージ系は足首で突っかえ、着替えが自力でスムーズにできないので私は買いませんでした。

イズさんはタクさんと違って体格が良いので、ゆったり伸び伸びの素材がお好き。
介護度は低いけれど、ベッドでゴロゴロしていることが多いので、ジャージ大好きです。
それに肌着に関しては薄着で、肌着の重ね着は窮屈なためか嫌がります。
着替えの時、足首に突っかえるので、やはり裾が絞ってあるものは嫌いです。
タクさんは股引の足首に重ねるように長めのソックスを引っ張って重ねるのが好きでした。
上手くできると「これで良し!!」と、ニカッと笑ってご機嫌な認知症中期のタクさんでした。
末期になると、靴下も履けず、こだわりの「引っ張って股引に重ねて履く」もなくなりました。
でも、シャツのボタンを一番上まで留めたいこだわりは(寒がりのせいでもある)、末期になっても残っていました。
だから、パジャマの開襟は首が寒く、末期になっても嫌みたいでした。
開襟じゃなくて前開きのパジャマが(スタンドカラーとか)、紳士物でもあると良かったな~。

【第163回】認知症でなくても対応は同じ(2007年1月8日)については、こちらへ。

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