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介護日記・二人の父の雑記帳

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第161回 タクさんの防寒対策【認知症以前】(2007年1月6日)

今年は今のところ暖冬みたいで助かります。
それでふと思い出しました。今は亡きタクさんの防寒対策を。

認知症になる前のタクさんの防寒対策。
主に肌着について。
痩せ型で、かなり寒がりなので、まず厚着する。
厚手のラクダの、またはそれに準じるウール素材やキルティング素材などの股引(ももひき)を履くのは必須。
年配男性ご愛用のU首シャツも同様な素材のものを着る。
それだけでも寒い時は、それらの下に通常のメリヤス素材の肌着と重ね着する。
それでも寒いと、キルティングのベストも着る。
でも、腹巻はしない。
しかし、かつて腹巻をしていたこともありました。
タクさんは昔から胃腸が悪く痩せ型で、お腹の冷え防止。
それと泥棒さんに財布を取られないように、腹巻に財布を入れていたことが…そんなことはありません(笑)
でも、何のためか知りませんが、腹巻をしていた時期がちょっとありました。
その頃、持病の胃腸のためにおへそにお灸をしていたことがありました。
それで腹巻をしていたような気がします。

家にいる時は暖房をするよりも厚着。
綿入りの作業用ジャンパーなども家の中で平気で着込みます。
靴下も毛玉ができる厚手の靴下。
外ではダンディーに?していたタクさんですが、冬の家ではこんな状態でした。
この頃、まだ「ダウン」のような軽くて暖かい素材はあまり一般化されていませんでした。
寝る時は厚手の布団を重ねることは勿論ですが、かいまき布団も使います。
なんかこれ、田舎っぽくて恥ずかしかったです。
別に家の中だけのことですが、私は恥ずかしかったです。
「かいまき」とは、綿入れ半纏(はんてん)を長くしたようなものです。
田舎の母方の祖母宅に冬泊まると、必ずこの「かいまき」なので嫌でした(笑)
その後、認知症になると防寒対策は変わりました。
認知症の防寒対策については、またまた長くなりそうなので次の機会にします。

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