介護日記・二人の父の雑記帳 第101回〜

【第146回】イズさん、ちょっとグチる(2006年12月12日)

有料老人ホームのイズさんとの出来事の続きです。

◆くわばら、くわばら…
イズさんはベッドに腰掛けて、働いている私の様子を見ながら、ついに出ました恐れていた言葉。
「この部屋のベッドとか、洗濯機とか、お金かかったでしょう?」とイズさん。
「え?!い、いいえ、最近はベッドも洗濯機も安くて良いのがあるのよ♪
値段は安いけど、物は良いのよ~♪」と私。
「物は良い」を強調。
「韓国製とかの洗濯機だともっと安いけど、ちゃんと日本製のを買ったから大丈夫だよ!」と夫。
「そうかな???」(何か騙されてるかもしれない…)と、疑惑の表情のイズさん。
今回、入居にあたり買ったものについては禁句だったのです。
「お金かかるから、いらない」と言いそうだから、黙って買っちゃいました。
この程度で済んで、くわばら、くわばら…。
「それに、電気代も水道代もかかるんでしょ??」
「あ!それも大丈夫よ!一人分だから大したことないって♪」と、私(汗汗)
「自宅にいたってかかるし、むしろここの方がかからないよ」と夫が助っ人する。
「じゃ、えすえさんちは1カ月いくらかかってるんだ??」と厳しい。
う~、そろそろイズさんの眉毛が吊り上がってきた。
緊迫した雰囲気。
「電気や水道料金はどうなってる?」「支払いはどうするの?」当然のように突っ込んできました。
「そんなに金がかかるなら自宅に戻りたい」と喉元まで出ているようでした。
なるべく穏やかにイズさんに説明して…くわばら、くわばら…。
「自宅にいたら、寒くてまた倒れちゃうよ。今度倒れたら死ぬかもしれないよ」と夫。
「それに、あの辺は店もまた一軒無くなっちゃったし、街歩いている人もいなくなったし、住み難くなったよ。皆出て行っちゃったしね」と、都内の自宅こそ陸の孤島だと強調する夫。
「そうか…やっぱり自宅はダメか…そうだよな…」と、肩を落とすイズさん。
夫が言うと、素直になるイズさん。
今回のホームに関しては、夫は積極的に立ち回ってくれて、何かと助かる面も出てきました。

◆都内はお湯がすぐ出る!!
しかし、またイズさんは訴える。
「ここはお湯がすぐ出ないし、良くないよ。『都内』はすぐお湯が出るのに」と、イズさん。
たはーー!!参ったな~。何が「都内」だ!!
「都下」だから、お湯がすぐ出ないんじゃないのにぃ…もう、わかってないんだから!!
私の頭は沸騰しそうになりました。
が、認知症の父を看る時のように、押さえて、押さえて…(^-^;;
「あのね、都内の自宅に居た時は、古い家で、台所のお湯は瞬間湯沸かし器だったからすぐ出たのよ♪
その代わり、台所しかお湯が使えなかったでしょ?」と私。
「古い家」って言ったのマズかったかな??
「最近の新しい住宅は瞬間湯沸かし器じゃないのよ。その代わり、どの蛇口ひねっても、お湯が出るでしょ?何時間か使わないでいると、しばらくしないとお湯にならないの。
少し不便だけど、出しているうちに水からお湯に変わるのよ。私の家もそうよ~♪」と説明。
でも、全く理解できなかったようで、「こんな不便なのは…ブツブツ」と、何やらまた眉毛が吊りあがっていたのです。
せっかく買ってきたおやつを食べながらでしたが、イズさんは多分、美味しくなかったと思う。
夫が目配せして、イズさんの話し相手を珍しく引き受け、話題転換。
その間に洗濯物を干し、トイレ掃除と床の掃除をして。
あとは、物の整理、片付けなどをして、何とか一通り終わらせました。
他にも新規オープン故、何かと不行き届きな面があって、イズさんの不満を聞いたり、納得させたり…。

う~ん、次に行くまでに、何とか無事生活していてね~♪
か・な・り・不・安・です。

【第147回】介護のお礼??(2006年12月13日)については、こちらへ。

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