介護日記・二人の父の雑記帳 第101回〜

【第142回】認知症中期のタクさん 初めての紙オムツ (連絡ノートその7)(2006年12月8日)

通い介護の私から、父と同居の弟への「連絡ノート」シリーズの続きです。
認知症初期から中期に移行する頃の記録です。
連絡ノートから、認知症の症状などが書かれている部分を選んでご紹介します。
この頃、タクさん、80歳。認知症発症8年。父を呼び寄せ通い介護し始めて7年。
「認知症初期」とは、父の場合、失禁が始まる以前を「初期」、失禁開始後を「中期」としました。

2001年11/2(金) 弟へ
◆入浴して、ヘアカットもしました。
◆紙オムツつけていたのね。知らなかった…たっぷり濡れていました。
◆入浴後、綺麗な紙オムツつけてもらいました。父は普通のパンツだと思ってるみたい。
◆また紙オムツ濡れていることがあるかもしれないので、服が濡れてなくてもパンツだけ取り替えてあげてね。

この頃、時々失禁することがあったので、用心のため紙オムツを1パック買っておきました。
とうとう、弟がまず最初に父に履かせたのでした。
この何年か前にも、入院の時は紙オムツだったので、父に紙オムツを使うことに私達は抵抗がありませんでした。
父には当然、紙オムツだなんて、自尊心を傷つけることは言っていません。
父は普通のパンツだと思って、何の疑いもなく履いていたので助かりました。
父の髪はずっと私がカットしていました。
息子の髪も小学校卒業までずっとカットしていたので、父の髪も同じやり方で、普通のハサミでカットしていました。

2001年11/5(月) 弟へ
◆お父さん、紙オムツはつけてたけど、下着濡らしていました。
◆明日はお父さんの歯科が2時10分からですが、雨が酷ければ止めるかもしれません。

その後も、紙オムツをつけていても下着を濡らしたり、特に寝ている時に漏れてしまうことは頻繁でした。

2001年11/6(火) 弟へ
◆お父さんと歯科に行きました。嫌がるので取りあえず最終回になりました。
◆左上奥歯のブリッジが終了しました。
◆上前歯の3本位が差し歯ですが、これが虫歯になっているそうですが、お父さんが通うのを嫌がるので治療はやむなく春まで見送りにしました。
◆痛くなくてもかなり進行している状態で、このままだと厄介なことになるそうです。
◆それで、歯磨きをマメにやって進行を抑えるしかないそうで、新しい歯磨き、歯ブラシを買ってきて台所のはし立てに入れて有ります。
◆この歯ブラシ、私が使っていて、とても使いやすい歯ブラシです。
◆夕食後、お父さんに早速歯磨きしてもらいました。

今年の夏、父は残っている歯16本を全て抜きました。
連絡ノートに書かれている前歯は見た目からも、咀嚼上も残したかったけれど、最も具合が悪くなっていると担当医に言われました。
5年前に治療を中止したことで、歯の状態が悪くなり、今年になって物が食べられなくなってしまいました。
その結果、今年の夏、総抜歯という結果を招くことになったのです。
父の歯磨きは、父がいつもいる台所の流しでやってもらいました。
わざわざ洗面所まで移動するのは面倒で嫌がるからです。
コップにぬるま湯を入れて、歯ブラシに歯磨きをつけてから父に渡しました。
誘うタイミングとおだての言葉掛けが必要でした。

2001年11/12(月) 弟へ
◆お父さんは入浴に2時間もかかって困りました。
◆何度も声をかけたのに、出てこない。
◆私が来た時、ボーッとしてました。来る前に電話した時出なかったので、それまで寝ていたのかも。

この頃、父は入浴の準備をして、着替えを用意しておけば、一人で入浴していた頃でした。
着るときには指示が必要でしたが、指示すれば自分で着れました。
この日は多分、ずーっと浴槽に浸かったままだったと思います。
声をかけると返事はしていたので、寝ていたわけではないようでした。
詳しいことは5年前のことなので、ちょっと忘れました。

【第143回】認知症中期のタクさん 介護保険申請の頃 (連絡ノートその8)(2006年12月9日)については、こちらへ。

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