介護日記・二人の父の雑記帳 第101回〜

【第137回】老健からお引越し♪(2006年12月3日)

◆老健よ、さようなら
さてさて、本日(12/2)は晴天なり。引越し日和なり。
1年5カ月(途中2度入院有り)お世話になった老健から、イズさんは有料老人ホームへ引越しです。
「要支援2」になってしまったので、追い出されたとも言えます(笑)
タクシーに乗せられるだけの荷物をぎっしり詰め込んで。
「こんな物まで要るんですよ!」
「へぇ!!」と、いつも冷静なY職員さんがビックリ!
私は新居に持ち込む「伸縮タイプの物干し竿」を担いで見せました。
新居のホームに提出する看護サマリーを受け取り、コピーを取って頂きよく見ると、本日の血圧がいつもより高い記録が…。
「ご本人、涙ながらに皆さんにお別れして、興奮状態」と、注釈付き。
それを夫に見せると「親父、何考えているんだか?!(笑)」
老健の玄関までお仲間さんや担当職員さんがお見送りにきてくださって、「今度は要介護3ぐらいになったら、またお世話になりますね~♪」と私も挨拶。

◆陸の孤島??
土曜日で道路が混んでいる中、イズさん、夫、私を乗せたタクシーは東へ東へと都心方向へ走りました。
「東京は広いな~♪」と都心育ちのイズさん。
車の運転などしたことのないイズさんは、道路事情に全く疎く、走っても走っても畑が見える東京に、「これが東京?」と思った模様。
イズさんの自宅は池袋の近くなので、空とか土とか、見通しが良い、などとは無縁の環境ですから。
引越し先のホームは、今までいた老健より都心に近づいているのですが、周りは延々続く畑と自販機が全くない完璧な住宅街に囲まれて、陸の孤島です。
夫曰く、「ここでホームを一歩出たら、誰も絶対帰れないぞ♪(笑)」と。
認知症のないイズさんでも、一人で外に出たら徘徊してしまうでしょう。
そばに目印になるものがありません。
いえ、目印はありました。
新居のホームそのものが目印です。(なんか悲しい)
だって、周りが畑で見通しが良く、遠くからでもこの2階建てのホームが見えるのです。
以前、私がヘルパー2級の実習に行った特養は、東京でも山の中に点在している特養の一つで、周りはたまにある民家と山々で、特養の3階建ての建物は木々に隠れて見えませんでした。
条件は違うけど、似たようなもんです(笑)
都心に近いけれど、のどかなこの環境にあるホームしか選択肢がなかったんですから。

◆早速洗濯
新居のホームは昨日新規オープンとあって、今日も続々引越しが…。
挨拶後、イズさんはホーム内を案内してもらっていました。
新居の部屋で、早速私は昨日着ていたイズさんの汚れ物を、おニューの洗濯機に放り込み、洗濯している間に荷物整理。
やっとイズさんの猿股が、2~3週間振りに洗濯できました。
あまりに長期間洗濯できなかったので、前いつ洗ったか定かではありません(^-^;;
ホーム案内を終えて自分の部屋に戻って来たイズさんは、ずっとベッドに腰掛けたまま、私達の様子を眺めていました。
「このベッドはどうしたの?洗濯機は?テーブルと椅子は?組み立てているカラーボックスは??」
「これはどうしたの??買ったの??高かったでしょう??」
な~んて、全然聞きませんでした。予想通りです。
買ったこと言わないでおいて良かった良かった!!
黙っていて、無事に収まった!!v(^-^)v
買っちゃえば、こっちのものさ!!ってイズさんのお金から買った必需品なのですが…。

◆なんで眉吊り上げるの??
片付けが一段落した頃、皆揃って契約書の説明とサイン。
ここで、またイズさんが眉を吊り上げて、「3年契約じゃなかったの?」とスタッフの方に質問を。
「広告には3年て書いてあるじゃないか?」
「あ!それはちょっと勘違いじゃないかと…」と私。
「勘違いじゃない!!ちゃんと広告に書いてあった!!」
あううう~~くわばら、くわばら(^-^;;
そこで、スタッフの方がやんわり説明。
「3年契約というのは、20年経った後は、3年ごとの契約になると言うことで…」と。
その頃、イズさんは生きていないでしょうに?

◆ダウンとは??
また、イズさんは眉を吊り上げたまま質問を続けました。
「ダウンしたら、契約はどうなるの??」
「ダウンと申しますと…??」
「もしもの時のことだよ!」と、イズさん。
あううう~~、血圧上がっちゃうよ!イズさん(^-^;;
「もしものことをダウンて、いつから言うようになったんだ?!」と夫のやり切れない顔。
「最近では、それをダウンと言うんだよ!」とむくれたイズさん。
はて???初耳のお言葉、「ダウン」。
「入居早々、こんな話は…と思いますが、お亡くなりになった時は、契約はそれで終了になります」とスタッフさん。
「それなら、いいんだよ!」とイズさん。
もうううう…一悶着起こさないと気が済まないんだから、イズさんてば…(^-^;;

◆想定外の夕食
そんなこんなで、もう夕食時。
イズさんの夕食メニューを見て、帰るつもりでいたら、「皆さんで召し上がっていってください」とのお勧め。
想定外の夕食を三人で共にしました。
私達は、先日の試食会に引き続き、またしてもタダで頂きました。
お魚メインの夕食で、「結構いいんじゃない?」と一番早く食べ終えたイズさん。
試食会と違って、今日はご飯がぎっしり盛られていました。

まだまだ、新居のホームでの話題は尽きません。

【第138回】陸の孤島の親父の根城(2006年12月4日)については、こちらへ。

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