介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第134回 有料老人ホームへプレ引越し(2006年11月30日)

◆プレ引越し
先日の日曜日(11/26)、夫と共に老健の義父、イズさんのプレ引越しをしてきました。
買った物が色々届く、荷物だけの引越しです。
大物荷物の洗濯機やベッドが急に早い時間に届くことになってしまい、電車に乗って行くつもりが、急遽間に合わせるため車がないので我が家からタクシーで行きました。
タクシーで行くならと、タクさんが使っていた折りたたみテーブルや椅子なども一緒に乗せて。
タクシーで我が家から約30分、料金にして約5,000円かかりました。
もう少し近い所だと良いんだけど…。
この日は曇りのとても寒い日で、新しいホームは暖房を入れていました。
廊下などは暖かかったけれど、各居室はまだ暖房も電気、水道も使えない状態で、作業するにブルブル。
他にも何軒かプレ引越しをしていました。

この日は無料の食事試食会もありました。
試食会&施設見学会のお知らせは、入居者家族だけでなく、ご近所様にもしてあって、ご近所のお元気なお年寄りから、若いご一家まで、様々な方が訪れて、食堂は満員となりました。
この有料老人ホームは調理施設がありません。
その代わり、配食の関連会社が作った食事をレンジでチンする方式の給食システムを取っています。
ファミレスの食事作りと同じようなやり方です。
調理施設の建設運営費を浮かせて、その分入所金不要となっているのです。
イズさんの場合、食についてはそれでも大丈夫な人なので、私と夫は納得しています。
イズさんには、それを話すと文句言いそうなので、言っていません。
そりゃあ、今いる老健やタクさんの特養のように、施設に調理施設があって、融通が利く方が良いに決まっていますが、有料老人ホームでそれを望むとなると、何百万の入所金が必要になってしまいます。
試食会の昼食は焼き魚中心のデザート付きメニューで、おやつの和菓子もついて、味は良かったです。
ご飯の量が少なかったので、私は物足りなかったですが、お年寄りには腹八分目で良いのかもしれません。
足りなかったので、私はご飯の一粒も残さないように食べました(笑)
おかわりしたい人にはどんぶりで多めに出すこともできるそうです。

◆ブランド神話     
その後、11/28(火)にイズさんの老健へ行きました。
ブレ引越し後の居室の写真を撮ったのですが、ベッドなどが写っているので、イズさんが見たら何か言いそうなので、一応写真は持って行ったものの結局見せませんでした。
くわばら、くわばら、問題になりそうなことは、なるべく伏せておかなきゃ!!
先日イズさんに持っていった掛け布団は、軽くて暖かく具合良いとのことでした。
新居のホームについては試食会のことしか聞かれなかったので、その報告だけしました。
プレ引越しのことは、くわばら、くわばら、伏せておきました。
ただ、いつ来ても良いように準備だけしてきたと、漠然と答えておきました。
掛け布団の具合の話で、「この掛け布団は薄いけど、羽根布団だから軽くて良いでしょ?
この老健の布団も羽根布団なのよ♪」と言うと、「そうだね。これは西○の掛け布団なんだってね。だから具合いいよ」とイズさん。
「西○」の掛け布団などと、有名な会社名が出たので、イズさんのブランド志向にクスッと笑ってしまいました。
以前、老健で使うラジオを欲しがっていた時、「ソ○ー」のラジオが良いと、はっきりブランドを指定していましたしね。
そういえば、この老健の介護用ベッドは有名な「フラ○スベッド」の製品でした。
「100均で安く買った!」とか言うと、「安物はやっぱりダメだな」とか言って、買物に無駄遣いはしたくないけれど安物はダメ。
でも、タクさんと同様、昔の人らしいブランド神話に弱い人です。
まあ、そんなわけで、プレ引越しと試食会は無事終了。
買物した大物(イズさんが無駄遣いと言いそうな)が届いたブレ引越しのことはイズさんに知られずに済んで、今のところ12/2に迫った転居に向かって着々とことを進めている次第であります。

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