介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第117回 イズさんから呼び出し(2006年11月11日)

夜、老健の公衆電話からイズさんが電話してきました。
「明日、用ある??」
「どうしたの?」
「貯金通帳の収支を見たいんだ。明日、持ってきてくれない?」
「わかりました!」
「あとのことは明日話すから…」
と、いつになくイズさんはテキパキ話して、さっさと電話を切りました。

来たな~!!
有料老人ホームの面談後、イズさんも考えたな~。
お手柔らかに…くわばら、くわばら…(^-^;;
夫にその件を伝え、明日は一緒に老健へ行ってもらうことになりました。
夫は万全の体制で臨むつもりで、イズさんの貯金通帳の拡大コピーを取り、
通帳のコピーの老健入所前と後の部分に、わかりやすく仕切りのラインを入れました。
「ホームに入りたくなければ、今までの自宅にさっさと帰ればいいんだ!!」
「この冬一人で自宅で生活したら、脳梗塞起こして、不自由な体になって、
お望みの要介護になって、お望みのタクさんが入ってた特養に入れるようになるさ!!」
夫の言うことは確かにそうなのですが…そうは簡単にすみません。
今年になって状態が良いイズさんは、再び悪くなるかもしれない場合など考えられないのでしょう。
健康状態の良いイズさんは、「健康・安心・お金」のうち、まず「お金」が大事。
次に「安心」、その次に「健康」を選びたいのでしょうね。
さて、明日は滅多にないお呼び出しに応じなければ…。

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