介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第114回 老健のイズさん、元気なし…(2006年11月9日)

タクさんの葬儀関係が終わるやいなや、私は以前から決まっていたある大事なイベントに関わらなくてはならず、大忙しの毎日でした。
葬儀関係が終わると言っても、式が終わっただけで片付けなくてはならないことは何一つとして終わってはいませんでした。
亡くなった父に思い入れいっぱいの私は、大忙しの合間をぬって亡くなったタクさんのことばかり書いていましたが、実は老健の義父イズさんの諸々の出来事も進行しつつありました。

その出来事の一つ。
先日はイズさんが入居予定の有料老人ホームの現場見学会に夫と行ってきました。
出来たてほやほやの新築のホームを、10月に外から2度ほど見て、周辺を探索してきたことは以前書きました。
先日はやっと中に入って見学できて、希望の部屋も仮押さえしてきました。
とにかく、タクさんが亡くなってから大忙しだったので、老健のイズさんの所へは昨日(11/8)ほぼ2週間ぶりに行ってきました。
その間、一度夫にイズさんの洗濯物を取りに行ってもらいました。
昨日のイズさんは、私が来ない日が今までになく続いたせいか、憔悴しきっているように見えました。
何だか言葉もれろれろで、ろれつが回ってない感じ。
「お酒買ってきてくれ」などと言う有様。
ごめんなさい。
本当に忙しくてイズさんの所へ行く時間がなかったんです…。

タクさんが亡くなった日に(前から予定していた日だった)、夫の兄、夫、私、イズさんとで話し合い、有料老人ホーム入居の件を承諾してもらいました。
夫の兄である長男の説得に、イズさんもゴネていた有料老人ホーム入りをスムーズに承諾してくれたのです。
ところが、昨日イズさんに会って、有料老人ホームの件を再度話すと、何だか雲行き怪しい表情。
う~ん、やんなっちゃうな~(^-^;;
でも、我が家ではこれしか方法はないのだから…。

今日、夜6時に入居予定の有料老人ホームの相談員がイズさんに直接会って承諾を得ることになっています。
私も立会います。
相談員と直接の面談だから、さすがのイズさんも「うん」と言わざるを得ないでしょう。
でも、不安です…。
また、何かと理屈をこねるのではないかと悪い予感が…。
さて、その前に、これからタクさんがいた特養に用があり、行かなければなりません。
当分、この調子で慌しい日々が続きそうです。

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