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介護日記・二人の父の雑記帳

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第113回 タクさん死亡後の裏話その2 追記(2006年11月8日)

◆父の結核疑惑について追記
父の結核疑惑について、このままでは限りない不安を各方面に残してしまいそうなので追記します。

弱い結核菌はほとんどの人が持っていて、健康であれば一生発症しないですむ場合もあるようです。
調べたところ、結核菌は昨日今日、急に感染して発症することは少ないようです。
昔、体に入って永い間眠っていた菌が、年寄りになったり、風邪を引いたりして抵抗力が弱まった時に発症することが多いようです。
ですから、父がもし結核だったとして、誤嚥性肺炎で1カ月間入院していた病院で感染したのではないか?と書きましたが、そのようなことは父の場合はほとんどないことかもしれません。
医師から結核疑惑を告げられ疑問を抱いた時は、私自身結核についての知識がほとんどなかったので直感的にそう思っただけのことです。

父の場合、ここ1年ほどの間に「タクさんの体力低下の経緯」に書いたように、徐々に体力が低下していたので、眠っていた結核菌が発症したこともあり得たわけです。
担当医が話していたことで書き忘れていたことがあります。
多くの人は年に1度の健康診断の時レントゲン検査をするので、その時結果がわかればそれで良いとの話でした。
特に症状が疑われることがなければ、わざわざ急に調べなくても健康な人なら大丈夫なようです。
私も結核感染が気になりますが、今のところ結核らしい症状はないので健康診断の時に診てもらおうかなと思っています。
疑わしい症状が出たら、すぐ診てもらおうと思いますが…。

医師はきっと、あらゆる可能性を考えて、結核疑惑を告げたのかもしれません。
もし、父が結核だったら、大変なことを見落とすことになって、今世間で問題になっている「誤診」なんてことにもなりかねないのですから。
幸いにも結核でなければ、取り越し苦労だっただけですむことですからね。
検査できれば良かったのですが、亡くなってからはできないようなので悔やまれます。
家族や身近な者ははっきりするまで不安に陥りますが、医師の立場としては、白黒はっきりしなくても、一応告げるしかなかったのかもしれません。

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