介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第94回 イズさん、ちょっとウツか?!(2006年10月16日)

今日(10/15)は、老健のイズさんと昭和記念公園へコスモスを観に行く約束をしていました。
10/15は昭和記念公園の無料開園日ですし、
初夏にイズさんを連れてここのポピーを観に行き好評だったので、秋も行く予定でした。

夫の義兄が昨日か今日、我が家に来るらしいとのことで、義兄も一緒に行こうと思っていたのですが、我が家に来ませんでした。
ならば、夫と私とイズさんとで行こうと決めて、今日の午前、イズさんの老健に「1時に迎えに行くので昼食を食べて部屋で待っているように」ことづけてもらいました。
老健に車椅子も用意してもらいました。
夫は全然乗り気ではありません。
しかも、「イズさんは花になんか興味ないから行きたがってなんかいないよ」と言います。
花に興味がないのはわかっています。
でも、イズさんの気分転換に広い外の空気を吸いに行くのは良いと思ったのです。
天気が良く、イズさんも調子が良いし、今後、他の施設に移ってしまう可能性もあるし、年内の外出はもう寒くなるから、今が良い機会だと思っていたんですが…。

乗り気でない夫と共にイズさんを迎えに老健へ行くと、ベッドで帽子を被って寝転んでいました。
帽子まで被ってたからには、少しはその気があったと思えるのですが…。
今日は行きたくないとのこと…。
ちょっと話をしましたが、何だか少し調子が悪いらしい…??
乗り気ではないので、取り止めにしました。
イズさんはタクさんと違って、元々行楽に出ることが好きな方ではないので、気分が乗らなければ仕方ないでしょう。
「さあ!行くよ!」と夫はさっさと帰ろうとします。
イズさんが「えすえさん、ねぇ?」と話を始め…先日の有料老人ホームのことが「自分にはもったいない」などと話し始めました。
ここ数日間で考えたらしいイズさん独特の持論が出ました。
何日も考えたにしては、年寄りらしい少し安易な考えでした。
その間にも「早くしろよ!いつまで話してるんだ!」と夫。
イズさんが話しているのに、途中で断ち切るわけには行かないじゃありませんか。
話を一通り聞いたところで、夫と二人で昭和記念公園に行くことになりイズさんの老健を後にしました。

昭和記念公園は我が家から比較的近い所なので、イズさんと一緒でないなら自転車で行くことに。
この公園は近いせいもあって、四季折々自転車で遊びに行っています。
公園内はとても広いので自転車で巡るのが便利なのです。
ここの秋のコスモスは何度も観ていますが、私は飽きることがありません。
時間や日差し、風向きによっても変化があるし、その年によっても咲き具合の違いがあります。
広大な敷地の中のこれだけのコスモスは他にはそうないでしょう。
丘陵のコスモスと平地のコスモス、日本庭園などを巡って閉園時間まで過ごしました。
イズさんを連れて、前回と同じく車椅子で巡ろうと思っていたのに、これからは寒くなるし、年内の外出はできないでしょう。
なんだかなぁ…の一日でした。

[参照]
>国営昭和記念公園ホームページ

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