介護日記・二人の父の雑記帳 第1回〜

【第47回】入院三日目以降のタクさん(2006年8月31日)

◆入院三日目 8/27(日)
前日と同じ点滴 トリフリード(主成分ブドウ糖)  1000ml 10:00~20:00
           ペントシリン(抗生物質)     1g 20:00~

元気によくしゃべりました。
父お得意のニッコリ笑って「だいじょ~ぶ!!」が出ました。
でも、時々口をプウッと膨らませて息をするときがありました。

「そうだったかな…」
「どーゆーことかな?って…」
「なかなか終わらん…」
「わりあいいいよ!」
「やっぱり…こっちの方とあっちの方に…」
「こりゃダメだと思った…」
「実際、そうなんですよね」
「ただね、明日はこっちでもって…」
「ここは何て言う病院だ?」
「だけど、そうは行かないですよ。やっぱりね」
「あーじゃない、こーじゃないって…」
「そのことをいろいろ言うよりも…」
「いろいろなこと考えると…」


こんな調子でした。
父の話にはある時期から固有名詞が全く出てきません。
それでも、勝手に話は次々にします。


◆入院四日目 8/28(月)
点滴は前日と同じ

今日はちょっと痰が絡んでる小さい声で、おしゃべりが聞き取り難かったです。
眠そうでしたが元気でした。

寝ている訳じゃないのに、イビキと同じ「ガーッ、ガーッ」っていう息を黙っているときにしていました。
痰が絡んでいるせいかもしれません。

父が普段からよくやっている手で物をつまみあげる仕草、そのつまんだつもりの物を口に入れる仕草をよくやっていました。


◆入院五日目 8/29(火)
点滴は前日と同じ

特養の父の担当職員さんが、
父ご愛用のぬいぐるみの「コアラちゃん」を持って面会に来てくださいました。
コアラちゃんは特養の父の部屋に置いてあったもので、父は在宅時代から「お友達」、ときには「可愛い幼児」としてコアラちゃんに話しかけたり可愛がっていました。
チョコレート菓子の「コアラのマーチ」の抱ける大きさのぬいぐるみです。

毎日、父は両膝を立てたまま寝ているので、伸ばすようにしたいのですが全然してくれません。
呼吸も水泳呼吸のような口で「プワッ、プワッ」と言うのはしなくなりました。
今日は苦しそうな呼吸もしませんでした。
でも、黙っているときはイビキのような呼吸のときがありました。
日ごとに良くなっているようです。

時々何か冗談を言って(聞き取れないが)自分で笑っています。
「あらよっ!!」とか言っちゃって、ニカーッと笑っていたときもありました。
幸せそうな良い顔をしているときがよくありました。
父お得意の「ワン・ツー・スリー・フォー…」と英語で数を唱えたり、何の歌なのか?言葉にならない歌を歌っていました。
すぐウトウトしますが、目を開いたときに傍にいると安心するのか「ニコッ」と笑います。

父が始終タオルケットを両手でもんで引っ張り上げ足が出るので、掛け直してあげると「何をするんだよう!!」とはっきりした声で怒られました。


◆入院六日目 8/30(水)
点滴は前日と同じ

ナースからの報告で、
今日の昼食は初めて食事(きざみとろみ食)にしたら全部食べたそうです。
食事を1日1回昼食時に続けて、経過が良ければ来週から三食とも食事にして、よく食べれば点滴はなしにする予定だそうです。
良く成りかけの食事のときに、再び誤嚥性肺炎を再発してしまう方が非常に多いので注意が必要とのこと。
同じ部屋の方々は、再発してしまった方ばかりだそうです。
父はよくおしゃべりをしているので、唾液がよく出て経過がとても良いそうです。
そういえば、部屋で勝手にしゃべっているのは父だけでした。

「お父さんの娘のえすえだよ。忘れないでよ♪」と言うと、珍しく「そうだーーっ!!」(笑)と返事。
いつもは娘だと言ってもチンプンカンプンな感じなのに、今日は「わかっているよ」みたいな笑顔でした。

変な呼吸は全くなくなりました。
入院前は天井など見たこともないのに、珍しそうに天井を眺め指し示してよくしゃべりました。
セキをしている同室者に「うるせえぞ!!」と怒鳴るほど元気でした。
立て膝をしている片足を上に持ち上げて、
軽々と足で何か指示する元気な様子も見られました。

【第48回】認知症初期のタクさん その6(忘却の彼方の妻)(2006年9月1日)については、こちらへ。

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