介護のコラムを読む

介護日記・二人の父の雑記帳

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第40回 タクさん救急車で運ばれる(2006年8月25日)

今日(8/25)未明2時頃、タクさんの特養から呼吸が苦しく発熱38.8度、これから救急車で病院へ行くとの電話がありました。
私は寝ていましたが飛び起き、すでに書いてあった「メモ魔の父」の原稿を急いでUPして病院に駆けつけました。

病院に着く頃には父の状態はかなり穏やかになって熱も平熱程度に下がっていました。
胸のレントゲンと血液検査の結果、右肺に影有り、白血球が異常に高く、誤嚥性肺炎と尿路感染の疑い有りとのことでしたが、容態が安定してきたので水分補給の点滴1本をして今日は帰れることになりました。
今後の治療としては、特養の主治医の判断で抗生物質の投与が考えられるとのことでした。

父はずっと穏やかによく眠っていました。
朝方には咳をしたあと「ちくしょう!」などと寝言も言い、頭をトントン叩くいつもの仕草もして顔色も良い状態に回復していました。
ベッドの傍で私はウトウトしながら、ずっと付き添いました。

点滴終了後、特養のお迎えの車が朝7時半頃着て、私も一緒に特養に戻り、特養のナース、職員さんと今後の打ち合わせなどをして8時半頃に帰宅したところです。

昨晩(8/24)夕食時にいつものように食事介助に行ったとき、元気でよく食べていたのですが、痰がからんで食事が詰まりそうになり、今までに無く相当苦しい状態になったのです。
背中を叩いたりしましたが、なかなか治らず、それでもナースに来てもらった時には自力で回復していました。
その後、再び食べさせているうち、また少し苦しい状態になったので食べさせるのは辞めて、プリンと栄養剤のエンシュア・ドリンクだけにした経緯がありました。

最近、父は痰が絡みやすく、食事中むせることも多かったので、機械での痰の吸引も時に応じて行いましょうとナースと話していた矢先でした。
大丈夫かな?と思って夜帰って来たのですが…。

今回は救急病院で、高齢の父向きの病院でなかったため入院せずに点滴だけで戻りましたが、今日の父の様子次第では以前診てもらったことのある老人病院を受診、場合によっては入院となるかもしれない状況です。
予定している老人病院は救急受付がなく、日曜は休診、土曜は午前のみなので、今日受診・入院になる可能性があります。
そのため、今日は家で待機、父の状態の連絡待ち日となりました。

できれば入院は避けたいです。
入院はますます認知症が進んでしまうかもしれませんし、寝たきりになる可能性がありますし、私も始終付き添わなくてはならないので入院なんてなったらたまりません。

高齢で認知症が進むと、結局は認知症の症状うんぬんよりも、生命の危機が最も大事なことになりますね。

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