介護日記・二人の父の雑記帳 第1回〜

【第24回】特養の夕涼み会(2006年8月6日)

8/5(土)の夕方はタクさんの特養の夕涼み会に行ってきました。
タクさんの特養は毎年フロアごとに日を別にして室内で行われます。
外の庭は使えるような広さがなく、夜にかかるので介護度が重い入居者は室内(イベントにいつも使う広い食堂)の方が安心できます。

今年もボランティアの方、実習生、元職員さんなど、多くのお手伝いが有り、ご家族の参加がない入居者にも一対一で付き添い、皆で楽しみました。

1年振りにお会いできた方、久しぶりの元職員さんなど、父にも声をかけていただきました。
父はわからず残念でしたが、私は久しぶりの方々に嬉しかったです。

特養入居でなくても、デイやショートで施設を利用すると、「自分だけの介護」ではなくなり、皆で介護している心強さがあります。
父の場合は、デイもショートも、ずっとこの特養だったので、送り迎えなど含め、何年も私はこの特養に出入りしていました。
父はそれを覚えていないけれど、私には自分がここで育ったかのような特別な思いがあります。
ですから、久しぶりの方々にお会いできると一層嬉しいのです。

入居者も職員も、それぞれ浴衣や甚平姿で、お化粧しておめかししている入居者もいます。
体が細くなってしまいブカブカですが、父は昔自分で選んで買った甚平を今年も着せてもらいました。

父のユニットからエレベーターに乗り、会場まで少し歩くだけですが、今の父にはやっと歩いている状態です。
他の方々のように車椅子にすれば良かったかな~?

会場のテーブルにグループごとに座り、ちらし寿司とか焼きソバなど、お祭りらしいメニューを皆でいただきました。
父のように普通食でない人は、それ用の食事作りになっています。
晴れの席なので、いつもとは違い、全て口に運んで食べさせてあげました。
そのせいか、ここ数日のなかではよく食べた方だと思いました。

全員に景品が当たるくじ引きでは、食べるのに忙しい父に代わって私が引きました。
布張りの素敵なバスケットが当たり、早速父の部屋で使うことにしました。

ぜひ歌を歌いたいと、マイクで「ソーラン節」を元気に歌った入居者もいました。
父も2年位前だったら、元気良く「同期の桜」か「東京音頭」を歌ったのにな~。
父は、とにかく食べるのに一生懸命、何しろ歯は先週から全くないし。

職員さんに写真を何度も撮ってもらいましたが、父の場合何度言ってもカメラ目線にできないので、撮る方もコツが入ります。
2年位前から写真を撮ることが分からなくなりました。

昨年、父は和太鼓を叩かせてもらいました。
今年は和太鼓は置いてありましたが、誰も叩かなかったです。
父は大きい音はうるさくて嫌いなので、和太鼓の音がなくて幸いでしたが、そのせいか、お祭り気分がちょっと足りなかった気がしました。
でも、極端にうるさくなくて、重い介護度の方にも配慮されたイベントだったと思います。
音がうるさくないので、お隣の席の方とも話ができる余裕が有りました。

昨年までは、スイカ割りに参加したり、盆踊りの輪に参加して、私と一緒に父なりに踊っていたのですが、今年はそれもできなくなりました。
昨年、やれるときやって、証拠写真?も撮っておいて良かった~。

昨年のスイカ割りでは父の力が足りず、スイカはびくともしませんでしたが、今年のスイカも丈夫でした。
入居者のひ孫さんで小学生の女の子では割れず、入居者の男性(少し若い方)でもダメ、最後は先の女の子のお兄ちゃん(中1)の若い力でやっと割れました。
割ったスイカも皆でいただきました。

父はお気に入りだった若い元職員さんに話しかけられて、笑顔が出てました~♪
昨年までの父は私が上手く乗せたせいか、わからないながらも始まる前から「東京音頭」を手拍子して歌い、気分が盛り上がっていましたが、今年は何が何だかわからず、ひたすら食べるだけでした。

でも、いいのさっ!
皆と一緒に食べることが出来たんだから♪
今年も夏の夕涼み会に元気で参加できたんだから♪
この歳になると参加できることに意義があるのさっ!!ねっ、お父さん!!

来年もこの日を元気に迎えることができますように~☆

職員さん、今年も楽しい夕涼み会、ありがとうございましたm(__)m

【第25回】哀しい特養入居者虐待事件(2006年8月8日)については、こちらへ。

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