電車の中で、ご高齢の女性二人連れの会話が聞くともなしに耳に入ってきました。どうやらお2人の外出はお久しぶりの様子。
「最近は、でかけるのが億劫やし、電車に乗るのもしんどいし、別に欲しいもんもないしなぁ」
「ほやけど、たまにはこうやって出かけななぁ」
「A百貨店は、改修して新しなって、迷子になるなぁ」
「B百貨店は昔のままやから安心やなぁ」
ふむふむ。なるほど。あちらこちらで若者仕様になっている街並みは、ご高齢の方にとってはとっつきにくい空間となっているのですね。庶民派のB百貨店も、近々改装すると聞いています。どうかご高齢の方が、安心して、これまでどおり足を運ぶことができるような“昔のまま”を残した改装でありますように。